総天然色 ― 2008年07月17日 21時44分07秒
飲み会の季節になりました。半期進行の学期が終わったので、いくつかの単位で、打ち上げが計画されています。飲み会をやっておくと、固さが取れて、後期がスムーズに進むのです。そのためには、体調を整えておかなくてはなりません。
今日は聖路加病院の日。最近結構飲んでいたので数値の悪化を懸念していたのですが、なんと、すべてにわたって、良くなっているではないですか。先生も嬉しそうです。すっかり気をよくした私は、築地の「千秋」で二色丼のランチ。よく寄る店ですが、昨夜のテレビで、著名な声優のやっている店であることが判明しました。まぐろ専門で、おいしいですよ。市場の向かい、がんセンターの側の小路にある、カウンターだけの店です。http://www.3daime.jp/
国立に戻り、久しぶりに中国針の店へ。誠実そうな女性が、「すごいですねえ」(←硬い、の意)を連発しながら治療してくれました。外へ出ると、目がぱっちり開いて世界が総天然色。いい値段のワインを1本奮発して帰宅しました。
やみつきの中華料理 ― 2008年05月07日 23時16分47秒
国立の中華料理「杏仁坊」が店じまいした件を、ご報告しました。正確には移転で、以前「虎萬元」と名乗っていた店が、チェーン内移動のような形で、杏仁坊になったのです。連休中、家族で偵察に行ってきました。
以前の店は、国立駅南口から右(南西方向)へ富士見通りをかなり歩き、ちょっと右に曲がったところにありました。新しい店は、曲がり角の少し手前、富士見通りの左側です。虎萬元時代は庶民的な印象でしたが、杏仁坊になってからは小ざっぱりと改装され、とても気持ちのよい空間になっています。以前の店のように広大な空間でおしゃべりし放題、という感じではありませんが、料理はますます磨きがかかっていて、お薦めです。
もう一件。職場から都内の音楽会に行くとき、高田馬場でよく、「陳麻家」という店で食事をします。「陳麻飯」という麻婆ご飯が名物で、「やみつきになる」と書かれている。辛いのを身体に汗しながら食べるのですが、不思議なもので、時間が経つと、どうしても食べたくなってくるのです。検索してみると、中央線沿線にも何件かあるのですね。今日は、新国立劇場の《軍人たち》を観に行く前に、吉祥寺店に寄りました。ヨドバシの隣ですから、すぐわかります。「タマネギの黒胡麻和え」というのもおいしいですよ。これと陳麻飯、ウーロン茶で800円しませんでした。
タバコ衰退(Ver.2) ― 2008年04月17日 23時43分54秒
自分の若い頃と昨今の環境や風俗の違いに詠嘆を覚えることが、よくあります。そのひとつが、喫煙。昔は、男がタバコを吸うのは当たり前で、私のように、タバコを吸ったことがない、という人はほとんどいませんでした。当然、会議や飲食の際には皆スパスパと吸って、誰も悪びれません。徹夜麻雀の際にはずいぶんいぶされましたが、吸わない自分が悪い、ぐらいに思っていました。
そんな記憶があるものですから、タバコを吸う人がいかにも肩身が狭そうな昨今の状況を見ると、多少の憐憫を感じます。しかも吸える場が、日々狭くなる。私の大学では建物内が禁煙なので、吸う人は建物前の特定箇所に出てきて吸っています。いつも同じ人ですから、目立つことこの上なし(笑)。
こうした状況なので、タバコの臭いに対する感覚が、前より鋭くなりました。もう以前のことになりましたが、タクシーに乗ると臭うことが、よくあった。道中吸えない愛煙家の方がタクシーに駆け込み、吸っていたようなのです。喫茶店も同様で、自由に吸える店はえらくタバコ臭い、という現状があるように思います。
神奈川県で、公的な場での全面禁煙条例が提案されたそうですね。飲食業界や雀荘は、こぞって反対しているとか。タバコを吸ってくつろぐお客さんも多いでしょうから無理もありませんが、反対に、タバコが辛いからそうした場を避ける人も、いるだろうと思います。個人的な体験では、灰皿に吸いかけのタバコが乗っていて、その煙jがこちらに来る、というのが最悪です・・・と書きながら、弱いものいじめをしているような感覚を覚えるのが、昔と違うところ。
森博嗣の『笑わない数学者』というミステリーを最近読みましたが、主人公のタバコを吸いたがる様子が、ライトモチーフのように綴られていました。その都度、かなりの抵抗を感じたのが不思議です。
ドイツ料理 ― 2008年03月17日 23時10分57秒
ホームページをやっていた頃は、何人もの「店子」が、共同経営者として参加していました。そのうちの古株で、「押し入れ」のハンドルネームで愛されたNさんが上京。仲間たちと飲みに行きました。Nさんは大学の専任講師になられ、店子の中でも出世頭です。おめでとう。
お店は、有楽町のガード下にある、「レネップ」というドイツ料理店。加藤昌則さんに教えていただきました。飲み物も食べ物も本格的なドイツ仕込みで、よくある「ドイツ風料理」とは違います。Weissbierは白、黒(というのも変だが)と揃っており、ビール好きの方には、ぜひお薦めです。
かくいう私、40年にわたるビール党から、足を洗いました。目下、ワインにシフト中。それも、ドイツ・ワインから、イタリアなど、ラテン系のワインに好みが移ってきています。でもこのお店なら、ドイツ党に逆戻りです。ドイツきっての品質で、日本ではなかなかお目にかからないフランケンのワインが、このお店には並んでいるからです。お客様でいっぱい。私が通っても大丈夫とお見受けしました。
疫病神 ― 2008年01月24日 21時59分52秒
国立に「赤川」というお寿司屋がありました。よくオフ会で使い、写真も載せていましたから、覚えておられる方もおありでしょう。ここが閉店して、もう2~3年になるでしょうか。
新宿に「雅」(まさ)という、信州料理の店がありました。たいへんおいしいお店で、柴田文彦さん、高澤秀幸さんの両親友と出会ったのがここ。ここもしばらく前、閉店しました。
勤め先からお昼を食べに出るとき、絶品だったのが喫茶店の「タイム」。富士山の水を使って調理するという、良心的なお店でした。ここの閉店は、去年だったかな。
朝日カルチャー横浜に行った帰りには、いつも、「げんこつラーメン」に寄っていました。これは大好きで、新宿や阿佐ヶ谷の店にもよく行きました。いまはどこも、別のお店になっています。
・・・というように、私の好きなお店の閉店が、相次いでいます。国立南口のスープカレー店やラーメン店もなくなり、コンサート帰りに寄るところがなくなって、立ち往生です。
こうも続くと、なんとなく、偶然ではないような気がしてきました。閉店と自分の間に、因果関係があるように思えてきたのです。現状ですと、「礒山の通う店はつぶれる」と心ない総括をする人がいても、あながち否定できないように思えます。
しかし、食事ができないのは困ります。仕事柄、お客さんをお連れできるお店も、盛り場ごとに1つは、欲しい。皆さん、ご存じのおいしいお店を、教えていただけないでしょうか。隠れた名店など、大歓迎です。さっそく食べに行き、気に入ったら通うことにしますので。
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