木曽川 ― 2008年04月26日 23時20分14秒
列車の旅をする方には、この線に乗るならここは見落とせない、というスポットがあると思います。東海道新幹線ならば、皆さんは、どこでしょうか。私は、名古屋の先で渡る木曽川です。とにかく水量が多く、雨で増水しているときなど、こわいぐらい。堂々たる大河川ですね。
そのことが心にとまるのは、私が長野県育ちであるからかもしれません。上流の木曽川は、山の迫る深く暗い渓谷を、狭そうに流れている。これに対して天竜川は、諏訪湖を水源とし、伊那谷を広々と、開放的に流れています。「ハアー、天竜下れば~」(この歌、ご存じですか)ということが可能になるわけです。
ところが、天竜川がそのままあっけなく太平洋に出てしまうのに対し、木曽川は濃尾平野を流れるうちにどんどん成長し、数倍の貫禄を身につけます。ですからその下流を渡るとき、サクセス・ストーリーを見るような感慨を覚えるのです。
昨夜、今夜と2回木曽川を渡りました。でもどちらも夜だったので、本を読んでいるうち気づかずに過ぎてしまいました。残念。
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