小文字のi ― 2008年06月12日 23時06分45秒
10日(火)は、国立音楽大学音楽研究所のバッハ演奏研究プロジェクトの旗揚げで、「バッハ演奏の諸問題--演奏史を回顧しつつ」という講演を行いました。演奏上の問題点を列挙することで、これからの研究の課題としていただこう、という趣旨です。
立ち見も出る盛況で、参加者を中心に、熱気の感じられる会になりました。やはり、こういう企画を待っていてくださった方々もいらっしゃるのですね。普通なら「幸先がいい」となるところですが、こんなとき、「ツキの総量は一定」すなわち「初めがいいとあとでしわ寄せがくる」という、私の持論がネックになります。竜頭蛇尾(←この言葉好き)にならないよう、気を引き締めたいと思います。
立ち上げた合唱団の名称は、「くにたちiBACHコレギウム」と決まりました。小文字の「i」を付けようというのは私のアイデアですが、とてもいい、といって下さった若い方と、ちょっと、とおっしゃる年配の方に分かれました(笑)。でもとりあえず、これでいきたいと思います。当面、シュッツ、プレトーリウス、バッハ祖先などを練習します。
水曜日は批評のコンサートに行き、今日はCD選の仕上げと、東大和市の講座。ここまで集中すると、かえって緊張感が出て、能率があがります。何より、土曜日を成功させることが肝心です。
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