合唱コンクールで宇都宮へ ― 2008年08月24日 23時50分27秒
今日は、合唱コンクールの審査で宇都宮へ。全日本合唱連盟栃木支部の方々の心のこもったおもてなしのもと、審査委員長を務めました。
審査の心的プロセスは、いつも同じ。最初は選考に苦しみながら、こんな専門外のことを引き受けなければよかった、と激しく後悔し、審査結果の集計が出てきたころ自信を取り戻して意欲が湧き、最後はいい勉強をさせてもらったなあ、と思いつつ帰ってくる。このパターンです。
今回思ったのは、いずれ劣らずの、ないし徹底して一長一短の諸演奏に順位をつけるという作業は、自分自身の音楽に対する価値観を丹念に再検討する機会になる、ということです。したがって、聴いた演奏について考えているのと同じぐらい、それに対して反応をする自分自身について考えています。勉強になる、というゆえんです。
これまでも何度か聴く機会のあった合唱団、ルックス・エテルナ。すばらしい様式感で歌われたバードが心に残りました。バードをこれほど美しく再現するのはたいへんなことで、連盟理事長賞という、出演全団体のトップ賞に輝いたのもむべなるかなでした。
コメント
_ はまちゃん ― 2008年08月27日 17時45分10秒
_ I教授 ― 2008年08月27日 23時16分10秒
それはお疲れさま。そういう努力のひとつひとつが、大切なんですよね。
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審査員の先生方の選考中の議論を間近に聞き、改めて皆さんの大変さに気付きました。
歌っている中高生(兵庫は中高の部のみの開催です)の一所懸命な姿に感銘を受け、審査員の先生方の真摯な姿勢に感謝するという、自分にとって音楽(合唱)を見直す貴重な一日を体験させていただきました。