バレンタインデー ― 2009年02月15日 22時58分48秒
バレンタインデーについて13日に書くつもりでした。しかし時間が取れず、今日になりました。ちょっとさしさわりが出てきているのですが、構想通りに書きます。失礼の段はお許しを。
私、大人になってからというもの、チョコレートという食べ物に、ほとんど関心がありません。したがって、少なくとも食べ物としては、いただいて嬉しい、ということはないわけです。いただく機会はある程度あるのですが、それは御礼の代わりや挨拶代わりといったところで、本命だの義理だのという分類とは、まったく関係のない世界です。食べませんから、自宅の書斎や研究室には、チョコレートが豊富にあります(笑)。
というわけで、あまり関心のもてない、バレンタインデー。「なぜチョコレート会社の戦略に乗るような風俗が広まるのか!」と飲み席で気勢を上げていましたら、同席者いわく、チョコレートにはかならずお返しが必要なのである、と。女性が上司にプレゼントするときなどは、懐具合に対応する値打ちのあるお返しを期待しているのであり、それをしないのはルール違反である。よろず物知りのメニューまさお君にそう言われては、返す言葉がありません。
本当ですかね・・・。困るなあ。なぜなら私は、ホワイトデーにお返しするということを、生まれてこの方、ただの一度もやったことがないからです。ということは、ずいぶん失礼を重ねてきた、ということなのでしょうか。これだけ習慣が広まると、女性も職場などで配らざるを得ないでしょうから、経費もばかになりませんよね。お返しがなくてはやってられない、と言えば、確かにそうだろうと思います。
でも、だからお返しを、というのは、やっぱりチョコレート会社の戦略にはまることじゃないかなあ。どうも腑に落ちない、この習慣です。
〔追記〕書いてはみたものの、私にチョコレートをくださった方はいい気持ちがしないだろうと気になります。でも上記は本心ですので、習慣に一石を投じる意味でも、このままにさせてください。善意は、つねにありがたくいただいています。
コメント
_ REIKO ― 2009年02月16日 06時26分49秒
_ ダヴィデヒデ ― 2009年02月16日 08時06分39秒
あくまでホワイトデーでは、贈られた側の男性が、その女性の愛(男女の愛でも、親子の愛でも、友愛でも)の告白を受け入れ成就させたいと思った時にのみお返しするものであり、総ての方にお返しする事自体、「義理チョコ」を肯定するという意味でも失礼に当ると考えます。(かなり都合の良い考え方である事は自覚していますが・・・) 白けたホワイトデーにしないためにも・・・
_ naomi ― 2009年02月16日 12時20分18秒
お返しを期待してチョコをあげる人の方がむしろ少ないのでは?と私は思います。
召し上がっても召し上がらなくても、日頃の感謝の気持ちと受け取って頂ければ、それで贈った方も満足なのでは?
でもこれでI教授にはチョコではなくて、チーズとかワインとかが良いというのが分かって、皆さん良かったですね!
ちなみに、夫に来たチョコは、ほとんど私の胃の中に入ります。(笑)チョコ大好きです。ワインとチョコの共通点はポリフェノールでしょう!体に良いと思います!
それにしても、人に物を贈るのって難しいですね。
贈る方は選ぶ楽しさがあるとは思うのですが・・・。
N.Yではそれほどチョコを贈るって感じではなくて、バラを贈ったりパーティーを開いたりするようです。昨日入ったお店では、急にシャンパンを御馳走になりました。バレンタインだからだそうで、びっくりしました。
_ chu-intermezzo ― 2009年02月16日 20時42分42秒
若い者が愛の告白をする日であるという以外、ほんとうに悪しき習慣だと思います。稀に、日頃のお礼の意味を込めて渡すものもありますが、それについては見返りなど期待していません(というわけです、まさおさん!笑)。
会社で渡す類の義理チョコであれば、正直なところ、あげる方もさほど喜んでもらえないだろうと思いながら渡しているものです。相手もお返しが面倒と思ってるだろうなぁ・・とあげる側が感じているくらいですから、やめればいいのですけどね(笑)。習慣化しているとそう簡単には止められませんが、義理に義理で返されるくらいなら、(あくまで私は)ほしくないです。
私の夫は、さほど食べたくもないし面倒なので、先に「いらない」と会社で宣言してしまおうかと言っていました。いっそのこと「勇気を持って渡さない」女性社員の方が聡明に思えるという意見にうなずいてしまいます。
小池百合子さんは他党にチョコレートをもって行ったようですが、そういう使い方はありかもしれませんね(笑)。
nomiさまのニューヨークでのバレンタイン、いいですね!きっと、素晴らしい時をお過ごしでしょう・・・
_ ドン・アルフォンソ ― 2009年02月16日 22時41分43秒
グレン・ロックでは、バレンタインデーに花屋に行くと男性でいっぱいです。男性が好きな女性に花を贈る日なんですね。スーパーでもバレンタイン・デー・セールをやっていて花を安売りしています。子供も買える値段の花を売っていて、息子が母親に花を贈るようです。日本のバレンタイン・デーよりも花一杯の素晴らしい一日になっています。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
・・・なので、お返しをしないことは失礼にはならないと思います。
ただ、「期待」して送った当人は、「失礼なヤツ!」と怒ってるかもしれませんが・・・(でもそれは筋違いというものでしょう)