こだわり ― 2009年04月22日 22時42分08秒
来週行われる新歓コンパのために、自己紹介のためのQ&Aがまわってきました。その中に、「あなたのこだわりは?」という項目があります。私は小考の末、「効率」と書きました。
効率は、私が若い頃からずっと追求してきたテーマです。本を出したり、研究を発表したりするとよく「いつなさるのですか」と尋ねられますが、その背後にはつねに、効率向上への工夫があるわけです。もちろん、スローライフの提唱にも意義を理解しますし、効率を問えない仕事(看護、介護のような)に真摯に取り組んでおられる方には頭が下がる思いをしていますが、自分自身については、効率を重視して歩んできました。
でもそれも限界に近づいたと、実感します。年齢と共にがんばりが利かなくなってきたことがひとつ。もう一つは、「何かに立ち会う」という機会が立場上たいへん増え、効率観念を取り下げなくては対応できなくなってきたことです。後者の典型として、会議があります。
会議が多すぎるのか、本当はもっとしなければならないのか。どちらにも根拠がありそうです。しかし自分の会議嫌いだけは、いかんともしがたい。興味のあることについて自分の意見を言うのはいとわないのですが、血液型のせいか興味のある範囲が大いに偏っているので、本当はこういうことも大切だ、しかし自分には興味がもてない、となることが多いのです。そのたびに自分が無責任な人間であるように思えてきて、沈んでしまいます。
どの組織でも、報告し了解を得ることは、大切な作業ですよね。会議の多くが報告を受けて承認したり了解したりする、という流れになるのは、当然でもありましょう。時間を惜しまずに協力している方々がたくさんおられますので、それを見るにつけ、自分に対して情けない気持ちになります。
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