名前を忘れては2009年09月04日 23時08分51秒

今日は北九州の八幡にある「響ホール」で、「モーツァルトの美意識」のコンサートを行いました。熊本も、北九州も猛暑。もともと暑い土地柄なのか、ちょうど今そうなっているのか、わかりませんが。

こちらで用意していく出し物に加えて、現地の卒業生組織からの出し物を取り入れ、交流を図るのが、当シリーズのコンセプトです。冒頭の《ケーゲルシュタット・トリオ》と、《魔笛》の少年役を、北九州支部の方々に担当していただきました。これがなかなかで、《魔笛》の3少年など、大きな貢献をいただいたと思います。

トーク担当の私が心配したことのひとつは、演奏者紹介。お名前を忘れたりしたら、たいへん失礼にあたります。しかし最近は、あたりまえのことがとっさに出なくなる、ということをしばしば経験していますので、油断はできません。

演奏が大きな盛り上がりのうちに終わり、私が出演者を紹介する番になりました。懸命に記憶をたどりつつなんとかフルネームでご紹介できていたのですが、最後に、精神的な深さを加え圧巻の歌唱だった長身美貌のソプラノ歌手の前で、立ち往生。懸命にプログラムのページをめくり、「澤畑恵美」という名前を発見しましたが、一生の借りを作る、大失態でした。一番間違えそうもないお名前を忘れてしまうのですから、弁解の余地はありません。

失態はともかく、4人の名歌手(澤畑、加納、経種、黒田)の歌はすばらしく、器楽の方々も本領を発揮されて、エキサイティングなコンサートになったと思います。明日は、熊本で開催します。

コメント

_ 山田実 ― 2009年09月05日 00時20分29秒

ご質問の「生きなさい、死になさい、ここに憩いなさい」は、”礼拝と音楽”に執筆なさったものではないようです。実家で1995年前後のバック・ナンバーを調べましたが見当たらず、出版局に問い合わせたところ、先生にご執筆戴いたのは1957年、第7号の「ヘンデルのオラトリオの性格」のみだそうです。お役に立たず申し訳ありません。
今夜、シュナイト教授のロ短調ミサ曲を聴いてまいりました。12年間熱心にご指導下さった集大成とのことでしたが・・・

_ I教授 ― 2009年09月06日 23時28分07秒

山田さん、さっそくお調べいただき、ありがとうございました。『礼拝と音楽』には、ヘンデルの前に1本書いたのは憶えていますが、以後は書かなかったかもしれません。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック