月日への実感 ― 2009年09月06日 23時45分56秒
5日、熊本のモーツァルト・コンサートは、1800席と大きいにもかかわらず音響効果のひじょうに良い県立劇場に、大勢のお客様を招いて開かれました。
この日の大学+地元のコラボレーションは、地元のアマデウス合唱団とアンサンブル・ラボ・クマモトが国音勢の参加と福田隆教授の指揮により、《レクイエム》の抜粋を演奏するというものでした。しかしこれが、気迫のこもったじつにすばらしいもので、作品のすごさを見事に表現。〈トゥーバ・ミルム〉でソプラノ(澤畑さん)が「その時、哀れな私は何と言ったらよいのか」という歌詞で入ったところでは涙が出て、以降止まりませんでした。高校生の時傾倒したこの作品にこうした形で再会し、感無量です。
演奏後、また打ち上げの席で、私が最初に非常勤で行った講義を聞かれた方、若い頃の授業を受講された方が何人も来てくださいました。積み重ねた月日を、しみじみと実感します。
6日(日)。ほとんどの先生方は高校生対象の講習会で忙しいのですが、私は担当がありません。せめて私ぐらい観光しないと熊本県に申し訳ないと思い、タクシーを借り切って阿蘇巡り(!)。雄大きわまりない自然景観を満喫しました。温泉にも入りましたよ。
戻った東京、涼しいですね。全然違います。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。