博士研究コンサートのご案内など ― 2010年03月04日 23時13分00秒
今日は久しぶりに在宅。まず小山由美論を仕上げ、それから音楽研究所の論文集に掲載すべく書いているモテット《イエスよ、私の喜び》論に集中しました。ほとんど完了。もう演奏が終わっていて後の祭りなのですが、いろいろなことに気づきました。やはり論文を書くことで研究者は勉強するのだと、つくづく思います。
私の一番嫌いなニュース、子供の虐待が、続けて報道されていますね。母親が何とか止められなかったのか、と思っていたら、いま見たニュースでは、虐待の6割が実母なのだそうです。お腹を空かせている子供に食事を与えないという一点が、すでにして、とうてい信じられません。世の中には、本当にいろいろなことがあるものですね。かわいがれば、犬だってかわいくなるのに・・・。
金曜日のオペラのチケットがもうないそうで、案内が遅すぎる!とお叱りをいただきました。ごめんなさい。そこで、「大学院博士後期課程研究コンサート」の、ご案内第一弾です。14日(日)、16:00から国立音大講堂小ホールで、1年次5人のコンサートがあります。紙面の都合上、私の弟子のみのご案内で申し訳ありません。ソプラノが3人です。
トップバッターは阿部雅子さんで、『雅歌』にこだわるバロック音楽のプログラム。グレゴリオ聖歌に始まり、グランディ、モンテヴェルディ、メールラ、そしてバッハのカンタータBWV49と140からです。
次は高橋織子さん。専門とするシュトラウスの歌曲で、 op.10とop.27から。 op.10には、有名な《献呈》や《万霊節》が含まれています。須坂の方、お出でになれませんか?
最後が川辺茜さんで、シェーンベルクとベルクの歌曲です。3人とも実力がありますから、ぜひいらしてください。直弟子ではないですが昵懇の今野哲也君の作品発表もありますよ。
【付記】今日のオペラ、当日券が若干出るようです。16:45から発売とのことでした。よろしく。
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