事実上の区切り ― 2011年12月16日 23時24分46秒
15日(木)は、教養、語学、音楽学など9人の教員で持ちまわりしているオムニバス授業「バッハとその時代」の最終回。5度目の登板となった私は、「バッハの音楽頭脳」という話でまとめをしました。バッハの音楽に対する価値観、彼の発想の傾向と特徴、その意義といったことを分析してお話ししたのですが、よく話しているようでいて、あらためてテーマとして立ててみると思わぬ発見と展開があり、勉強になりました。このような授業を提案し、創り上げてくださった同僚の方々に、御礼申し上げます。
これが事実上の最終講義、という認識が案外広まっていたようで、学長はじめ先生方もお見えになり、なんとなく盛り上がりを感じる場となりました。終了後、リレー授業をした先生方と、KISAKIで打ち上げ。心の通じ合う、最近でもまれな楽しい飲み会になりました。
この充実感が喪失感に変わっていくのかどうか、まだわかりません。月曜日のゼミ2つで、本当の最後になります。
これが事実上の最終講義、という認識が案外広まっていたようで、学長はじめ先生方もお見えになり、なんとなく盛り上がりを感じる場となりました。終了後、リレー授業をした先生方と、KISAKIで打ち上げ。心の通じ合う、最近でもまれな楽しい飲み会になりました。
この充実感が喪失感に変わっていくのかどうか、まだわかりません。月曜日のゼミ2つで、本当の最後になります。
コメント
_ T-n-M ― 2011年12月17日 11時13分52秒
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今日の最終講義、先生との出会いの頃を思い出しながら伺っている内にウルウルしてきて、最後のお話で《マタイ受難曲》冒頭のリピエーノ合唱が聞こえてきたら、もういけません。涙の嵐でした。最前列でおじさんが泣いていたのでは、絵になりませんね。失礼しました。……(^^;)
個人的な、思い出を少々。
記憶をたどってみると、先生のお名前を知ったのは、80年代初め、雑誌『音楽現代』に連載されたレコード批評やミュンヘン音楽情報を読んだのが最初だったと思います。(結構、初期の読者でしょう!)
お顔を知ったはじめが、NHKTVのモーツァルト講座と、日テレ『知ってるつもり(モーツァルト篇)1994年』でした。実際にお会いしたのは、NHK青山のモーツァルト講座で、この終了と同時に、「たのくら」入会に至ったというわけです。
最近、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』を読んで老前整理にとりかかったところですが、物持ちがいいですね、当時の懐かしいレジュメやビデオなどが出てきて、「ときめいて」しまいました。もちろん、これは「保存」に分類しました!
先生、長い間、お導き頂きありがとうございました。特に、今年度の貴重なシーンのいくつかにリアルで立ち会うことができたのは、大きな喜びです。とうとう正式な「師弟関係」になりそこねた私ですが、「一ファン」としてこれからも、追っかけて(笑)いきたいと思います。ご迷惑でしょうが、よろしくお願いします。