新年仕事始め2012年01月10日 11時58分30秒

今日は、《ロ短調ミサ曲》練習の再開日。大学の仕事始めです。本番まで残りわずか、準備に最善を尽くしたいと思います。

ご心配いただいていたゲネプロ公開の件、次のようになりました。14日(土)18:00からのゲネプロは規定方針通り公開しますので、ご来場の方は、国立音楽大学演奏課までお電話(042-535-9535)ください。ただ、当日時間ができたからとふらりと来てくださっても大丈夫だそうです。ご案内が遅くなりましたが、どうせ公開するのですから、大勢のお客様に聴いていただきたいと思います。

明日、大学院研究年報と学部卒論の締め切り日。これで、短期的な個人指導は終了です。成長の喜びも、忍耐もたくさんあった長年の指導でした。成績の提出もそろそろということで、前期のオムニバス授業「バッハとその時代」のレポート採点を済ませました。私がうちの大学の教員になってから初めてと思えるほどの力作揃いです。私ひとりではこうはいかなかったと思うので、先生方の協力が学生に与えるインパクトは大きいと実感しました。最後に、何かが始まる、という感触をもてる機会が得られて、良かったです。

コメント

_ junjun ― 2012年01月10日 15時04分48秒

はじめて書き込みさせていただきます。ドイツのフライブルクからです。20年ほど前に、国立音大の学部学生で「作曲家作品研究」という授業で先生の講義をとらせて頂いていたものです。専攻は楽理ではありませんでした。
そのころは、海老沢敏学長の時代で海老沢先生も「作曲家作品研究」を担当しておられ、海老沢先生のモーツアルトか、磯山先生のバッハが・・という選択でした。そこで私はバッハを選らんで、先生の講義がとってもよくて毎週楽しみだったのを記憶しています。
専門が楽理ではなかったにもかかわらず、昨年10月からフライブルク大学で音楽学を勉強することになり、ドイツ語で必死で文献読んだりしているのですが、やっぱり母国語のほうが速く頭にはいり、理解できるので、ネットでいろいろ読んでいるときに偶然先生のこのブログに出会いました。
先生がご退官ということを読んで、時の経過と自分の歳も改めて感じました。偶然にも2010年に日本を離れる前、最後にピアノを教えていた生徒が国立に入り、先生の「バッハとその時代」という講義をとっていたそうです。
卒業してかなり経ちますが、音楽学の分野ではいま1年生という私です。これから先生の文献にもたくさんお世話になっていくと思いますし、ブログも楽しみにしています。
母校国立に長くご勤務され、たくさんの学生に音楽をお教えtくださったことに感謝するとともに、先生のこれからの人生にたくさんの幸せがあることをドイツよりお祈りいたします。
次回帰国の際は、是非図書館に調べ物にいこうと思っています。今回のバッハコンサートも聴きたいのですが、フライブルクから帰ることは出来ず(学期中でもあり)、ご成功をお祈りいたします。
長くなりました・・失礼いたします。

_ I教授 ― 2012年01月13日 10時54分17秒

junjunさん、お返事が遅くなり失礼しました。フライブルクは、音楽研究の伝統があるところで、私も昔留学を予定していましたが、急に就職が決まり、辞退したことがあります。よい環境だと思いますので、どうぞいい研究をなさいますように。

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