十年目の須坂2012年02月07日 01時22分27秒

「すざかバッハの会」の、第10年度が始まりました。子供の頃を過ごした地域であるためか、行くたびに、一種の高揚感があります。長野駅で助手のまさお君と待ち合わせ、「豚のさんぽ」でソースカツ丼。ますます高揚し、お出迎えの大峡会長と合流しました。なぜかいつも晴れていて、今日は北信三山(飯綱、黒姫、妙高)と北アルプス(鹿島槍を中心とした後立山連峰)が美しく見えます。もう、登れないかもしれませんが。

今年は《ロ短調ミサ曲》オンリーの講座ですから、コアなファンの方がごく少数、というイメージで出かけました。ところが、熱心な方が多く来てくださり、予想の2倍の入り。やっぱり、自分の知識の突き詰めた部分を開陳することで受講生は集まってくださるのだということが、よくわかりました。《ロ短調ミサ曲》についていろいろなところでお話しし、その度に話のまとまりが増してゆくのは、ありがたいことです。もっと向上させたいと思います。

須坂名物のひとつは、お雛様。会場のロビーにも、豪華なお雛様が飾ってありました。しかしお雛様の文化って、衰えましたね。昔、夢をもってお節句を迎えていたのが嘘のようです。お雛様のもっていた宗教的なオーラが失われ、単なる人形になってしまったようで、残念です。