2月のイベント2012年02月01日 09時26分57秒

今年は寒いですね。寒いのは平気、と公言している私でも、寒くていやだな、と思う日があります。2月は、どうでしょうか。

というわけで、今月のイベントご紹介です。3日(土)10:00からの朝日カルチャーセンター新宿校が最初。「クラシック音楽こだわり入門」のシリーズで、「現代音楽をどう聴くか」という話をします。私にとっては大冒険のテーマなのですが、サントリーの仕事をしてきたおかげで、最近、少しわかるような気がしているのです。どうなりますやら。

4日(日)から、すざかバッハの会の新シリーズ(14:00~16:30)が始まります。偶数月6回の年間企画で、《ロ短調ミサ曲》を取り上げます。総集編のつもりで、充実させたいと思っています。

12日(日)は松本のザ・ハーモニー・ホールで、《フーガの技法》の講演。12:30からと、17:00(←訂正済み)からの2回、1時間ずつ。なぜ2回やるのかというと、その後に、小林道夫先生率いる「松本バッハ祝祭アンサンブル」の公演があるからなのです。自筆譜に準拠し、桐山建志さんが編成に工夫を凝らした、面白そうなコンサートです。《フーガの技法》は解説がものをいう作品なので、フィナーレで「音による幾何学」の様相をプレゼンテーションしようかと思っています。

14日(火)は13:00から大学の小ホールで、門下生阿部雅子さんの博士後期課程《修了リサイタル》。お得意の《ポッペアの戴冠》の抜粋を、平尾雅子さん、金子浩さんらと共演されます。博士号のかかった審査の日なので、私も大いなる関心と期待をもって待ち受けています。どなたでもお聴きになれますので、応援してあげてください。16日(木)(←訂正済み)にはピアノの和田紘平君(きわめて優秀)の同リサイタル。こちらは私も審査員です。

18日(土)は、「楽しいクラシックの会」の25周年記念パーティが、立川グランドホテルで開かれます。アトラクションに演奏をというお話が発展して、セレモアの「武蔵野ホール」で午前中に小さな記念コンサートをしようということになりました。このホールにはスタインウェイ、ベーゼンドルファー、プレイエルといった種々のピアノに加えてクラヴィコードまでありますので、久元祐子さんに楽器の紹介を兼ねて演奏していただきます。私は入学試験を終えてから駆けつける予定でしたが、その科目の試験がなくなったため、10:00の開始からお付き合いします。須坂で好評だった小堀勇介君、種谷典子さんも出演されます。最後はもちろん《トゥナイト》です。

入学試験を経た25日(土)13:00からは朝日カルチャーセンター横浜校の「エヴァンゲリスト」講座。前回から持ち越したフランス組曲の鑑賞(すばらしい映像あり)と、バッハがライプツィヒに転任したいきさつについての講義です。

お別れ会もいくつか入っており、2月はすぐに過ぎ去ってしまいそうです。