小佐野さんに感動 ― 2012年03月29日 23時03分05秒
NHKで録音した後、小佐野圭さんのリサイタルへ。
小佐野さんは、8年がかりのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会を、私が一度さし上げた文章をいつも冒頭に掲載して、継続してくださっていました。今年が最終回。「祈り」というタイトルがついています(最後に弾かれた《ハンマークラヴィーア》の第3楽章を念頭に置かれたようです)。なかなか行かれないでいましたが、同時卒業でもありますし、ちょうど時間が取れましたので、久しぶりに訪れてみました。
まず湧く心配は、お客様は入っているのかな、ということ。しかし王子ホールはほぼ満杯で、席を探すのに一苦労です。しかも客席に、熱気がある。小佐野さんがステージに長身をあらわすと、その熱気が、さらに高まります。人間味のあふれる温かいお人柄で、たくさんのファンを作っていると知りました。
演奏もさまざまな響きが楽想の展開に応じて使い分けられ、幻想的な部分のなごやかさが格別。音楽のすばらしさを一つ一つの場でしっかり伝えてゆく活動を感銘をもって受け止め、ホールを後にしました。
小佐野さんは、8年がかりのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会を、私が一度さし上げた文章をいつも冒頭に掲載して、継続してくださっていました。今年が最終回。「祈り」というタイトルがついています(最後に弾かれた《ハンマークラヴィーア》の第3楽章を念頭に置かれたようです)。なかなか行かれないでいましたが、同時卒業でもありますし、ちょうど時間が取れましたので、久しぶりに訪れてみました。
まず湧く心配は、お客様は入っているのかな、ということ。しかし王子ホールはほぼ満杯で、席を探すのに一苦労です。しかも客席に、熱気がある。小佐野さんがステージに長身をあらわすと、その熱気が、さらに高まります。人間味のあふれる温かいお人柄で、たくさんのファンを作っていると知りました。
演奏もさまざまな響きが楽想の展開に応じて使い分けられ、幻想的な部分のなごやかさが格別。音楽のすばらしさを一つ一つの場でしっかり伝えてゆく活動を感銘をもって受け止め、ホールを後にしました。
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