新著が出版されました2012年04月05日 22時15分42秒

3月31日付けで、共著の新刊が出版されました。来週のうちには、本屋さんに並ぶそうです。とりあえず、ご紹介を。

昨年の後期に、新しい大学教養教育のモデルケースたることを目指して、「バッハとその時代」というオムニバス授業をしました。全14回の講義を、音楽学、語学、教養、ピアノなどなど、本籍様々な9人の先生方によって分担し、たいへん盛り上がりのある授業になりました。

普通はこれで終わりです。しかしスタッフの1人、久保田慶一先生の手腕で、これがたちまち本としてまとまり、アルテスパブリッシングから出版されるに至ったのです。各章と、そのタイトルを記しておきます。

第1講 バッハの生涯 -- 礒山 雅
第2講 バッハ時代のザクセン選帝侯国 -- 佐藤真一
第3講 ルターとコラール -- 宮谷尚実
第4講 バッハと神 -- 礒山 雅
第5講 バッハのクラヴィーア音楽 --加藤一郎
第6講 音響学からみたバッハの時代 -- 森 太郎
第7講 バッハ時代の楽器 -- 中溝一恵
第8講 バッハと流行 -- 礒山 雅
第9講 バッハの家庭、生活、教育 -- 久保田慶一
第10講 18世紀ドイツの言語と文化 -- 末松淑美
第11講 バッハの音楽頭脳 -- 礒山 雅
第12講 父ゼバスティアンと次男エマーヌエル -- 久保田慶一
第13講 19世紀におけるバッハ -- 吉成順
第14講 《ロ短調ミサ曲》~宗派の対立を超えて -- 礒山 雅

定価2,200円(税別)です。最後にこんな形で同僚の先生方と仕事をすることができ、いい記念になりました。幅広い角度から書かれた入門書というイメージだと思います。どうぞよろしく。

コメント

_ いいやまかおり ― 2012年04月06日 13時22分01秒

懐かしい先生方のお名前に、思わず「おおー」と声を上げてしまいました(笑)

数か月前からアルテスさんメールマガジンの「刊行予定」に礒山先生のお名前があり、「どんな本が出るのだろう?」と思っていたのですが、先日のパーティーで聞こうと思いつつ、すっかり忘れておりました^^;

礒山先生のご指導のもと、また、ご執筆なさっている先生方の温かい眼差しの中で、本当に楽しい大学生活を送ることができました。深く感謝しております。

早速、予約を入れました。届くのを楽しみにしております!

_ junjun ― 2012年04月06日 17時14分53秒

日本に帰ってきましたjunjunです。

フライブルクへ持って帰りたい本のリストへ入れさせて
いただきまーす。来週中に手に入るように早速予約せねば・・・
夏学期に役立ちそうです!!

ご紹介ありがとうごさいます

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