ドイツ旅行記(13)--こ、この人たち、誰?2013年07月03日 23時26分19秒

海外旅行をしていると、時間のめぐりがゆっくりになります。あまりに日が経たないので、帰国に備えて曜日を数え直すことも、しばしば。帰国便にだけは乗り遅れるわけにいきませんから、私もナーバスになっていました。

帰国便は、土曜日の午前、ライプツィヒから飛び立ちます。空港に8時に着くと、ちょうどよさそう。だとすると、残りの1泊をどこにするのがいいか、思案しました。ライプツィヒに戻るのももったいないし、離れた街もこわいので、選んだのはほどほどの距離にある、マクデブルク。今回、ハレ、ケーテン、ツァイツを訪れ、ザクセン=アンハルト州の土地勘を得ましたので、その州都、マクデブルクへの関心が増大していました。

ベルリンからいったんマクデブルクに着き、荷物をコインロッカーに預けて、ツェルプストを往復。ここも昔宮廷があり、バッハがかかわりをもっていた町です。町は整備されていましたが昔の建物はほとんどなく、夕立にも見舞われ、訪問は、はかばかしい成果なく終わりました。

マクデブルクに戻り、ネットから予約しておいた四つ星のホテル、マリティムへ。設備といい客扱いといい抜群のホテルで、皆様にもお勧めです。ここで、驚くべきことが。ロビーにパーティの準備がしつらえられ、ものすごく着飾った美女たちが、続々とやってくるではありませんか。まさに、有名映画祭そのままの雰囲気なのです。この人たちは何者だろう、このあたりの人とは思えないがどこの国から来ているのだろうか、と深刻な疑惑を抱きつつ、横目でちらちら見ながら、街の散策へと出発しました。

見どころが多い街ですね。たくさんの教会があり、大聖堂の壮大さは、北の諸都市に劣りません。


旧市街を歩くと、テレマンのプレートがありました。そう、ここはテレマンの生まれた街なのです。


マリティム・ホテルのディナーも良かったですよ。最後の夜も更け、徐々に緊張が高まってきました。汽車の時間を調べ、モーニングコールも頼んで、就寝。映画祭(?)パーティも、遅くまで盛り上がっていたようでした。