なんと残念な2014年01月20日 22時14分13秒

いまネットで、クラウディオ・アバド死去の報に接しました。なんと残念なことでしょう。最近は、彼こそ当代最高の指揮者であり、芸術家であると思っていましたので。

今日は、聖心女子大の今年度最後の授業でした。モーツァルトの生涯を追う授業で、当然、《レクイエム》が中心。そこで、アバド~ルツェルン祝祭のDVDを観たのです。底知れぬ訴えかけをもったすごい演奏で、終わった後の永久に続くかと思われる沈黙が、すべてを物語っていました(聴衆も、たいしたもの)。アバドの身振りからは格別なものを感じないし、練習がいいという話も聞かないのに、どうしてあんなすばらしい演奏ができるんでしょうか。結局人格の力ということなのだろうか、と思っていたところです。

最近発表される録音はどれも神様の音楽でした。もっと聴きたかったです。

コメント

_ taisei ― 2014年01月23日 22時44分09秒

実は、今年は夏休みを利用して、ルツェルン音楽祭のアバド=ポリーニ=祝祭管のブラームスのピアノ協奏曲1番ほかを聴きに行こうと秘かに準備していたのですが、気が抜けてしまいました。それにしてもたしか、音楽祭では4公演組んであって音楽祭のメインの柱だったのにどうするんでしょうか・・・。さらにルツェルン音楽祭そのものの行く末も心配になってきます。

_ ルビー ― 2014年01月24日 21時31分10秒

いつかここで先生が紹介して下さった、アバドとピリスのモーツァルトP協20&27番の共演CD…
円熟のほんとうに澄みきった少年少女ぶり?に感激した勢いで、アバド~ルツェルン祝祭来日公演のルプー共演の日のチケットをゲットして、心待ちにしていました!間際に突然キャンセルになり、とても残念でした。。。そして青天の霹靂…このところのお写真がずいぶんスマートでしたが、そんなに優れなかったなんて。。。

でも、神様からもういいよ‥って祝福されているように感じてなりません☆☆☆
お久しぶりルビー

_ I招聘教授 ― 2014年01月24日 23時30分18秒

みんな寿命で死ぬのだとは思いますが、アバドだけは、残念でなりません。

_ taisei ― 2014年02月02日 21時38分04秒

ルツェルンを諦めたので、今年は5月の別府アルゲリッチ音楽祭に懸けようと。ゲストも恒例のマイスキーではなくギドン・クレーメルだし。と思ってたら、昨日ダイレクトメールでアルゲリッチとのデュオコンサートの日付が5月1日の平日木曜日との事!これではいけません。がっかりです。I教授の受難曲ツアーも無理ですし。もうこうなったら3月のカントゥス・アニメのロ短調ミサ演奏会を今年の目玉にするしかない(笑)

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