今月の「古楽の楽しみ」2014年05月06日 23時22分16秒

リューベックさんのご指摘をいただいて、今月のご案内をしていないことに気づきました。ご指摘があるということは、案内に基づいて聴いてくださる方がいらっしゃる、ということです。申し訳ありません。じつは連休中、ご厚意で招待していただいたコンサートの日にちを間違え、プラチナ・チケットを無駄にしてしまいました。フランクフルト以来、ツキがない・・・ということではないですね。ミステイクを重ねている私です。

というわけで遅きに失しますが、ご報告を兼ねて、一応。今月は「聖堂の響き」と題して、ドイツ・バロックのカンタータ(+モテット、アリア)を、オルガン曲で縁取りながら紹介しました。

5日(月)は、ブクステフーデの作品。6日(火)は、ヨハン・シェレのカンタータを、リューベックのオルガン曲と併せて紹介しました。ブクステフーデはもちろんですが、シェレ(バッハの先々代のトーマス・カントル)の作品もたいへん美しくて、感心させられます。

7日(水)は、パッヘルベルのオルガン曲を枠組みとして、エルレバッハ、クーナウ、グラウプナーのカンタータとアリアを。エルレバッハとクーナウの憂い、グラウプナーの豊かさ。知られざる作品の良さを、感じていただけると思います。

8日(木)は、ベームのオルガン曲とカンタータ、テレマンのカンタータ2曲です。テレマンのカンタータにも、ルター派の伝統をしっかり感じさせる、いい曲がありますね。こうした作品が、どんどんCD化されています。

次の出演は6月2日からになりますが、鋭意、準備中。バッハのフランス組曲のリレー演奏を、新しい演奏を中心にお届けします。忘れないでご案内しないといけませんね。