《マイスタージンガー》で始まった土曜日2014年07月21日 07時38分08秒

第三土曜日(19日)の朝は、恒例の「たのくら」。1幕ずつ進めているワーグナー講座が《ニュルンベルクのマイスタージンガー》に入りました。内容理解を考えると、鑑賞には日本語字幕が必須。市場を調べると現在はレヴァイン指揮のメトロポリタン盤しかなく、手持ちのそれを使うことにしていました。

ところが前夜チェックしてみると、合唱もオーケストラも、バイロイトとは比較にならない。前奏曲が盛り上がったあと教会のコラール唱があらわれる感動の幕開けが、まずまったく違います。この作品ばかりは、文化の体感が演奏に必要なようです。

そこで古いですがシュタイン指揮、バイロイトのLDを使うことにし、会場でプレーヤーを引っ張り出してもらいました(DVDも購入したのですが、日本語字幕なし)。苦肉の策です。

ところが、持参した1枚が、第3幕!この日は第1幕でしたので使えず、部分比較のために持参したバレンボイム指揮のバイロイト盤(1999年)を、英語でご覧いただく羽目になりました。しかし買ったばかりのこれば、じつにすばらしかった。綱渡りの結果オーライという、私によくあるパターンになりました(汗)。かつては批判されたヴォルフガング・ワーグナーの演出ですが、にじみ出るオーラは本物と受け止めました。

大急ぎで会場の錦学習館を後にし、東大和市のすてきなハーモニーホールへ。うっかり同じ日に入れていたのですが、なんとか移動することができました。このイベント、「アンサンブル・フェア」については、次の更新でご報告します。

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