賢いコインロッカーの利用法(3)2015年12月21日 23時40分34秒

失敗を重ねている人間が訓戒を垂れるのは納得がいかない、とおっしゃるあなた(コメント参照)。私は想定内ですよ。でも伺いたい。人間は、何を通じて学ぶのでしょうか。そう、経験であり、失敗です。失敗を通じてこそ人は学べる、というのは、古今変わらざる世の通説。経験を通じてこそ、人は、コインロッカーについて語れるわけです。

さてさて、利用の最後の段階は、取り出しです。鍵をなくさないように、というのはイロハのイですから、いうまでもないですよね。なくさないように、鞄のポケットに収める、ですって?ダメです(きっぱり)。身につけてください。鞄は、もっていかれる場合があるからです。鞄はなくなるわ、荷物は出せないわでは、せっかくの旅行も、立ち往生になってしまいます。

コインロッカーの保存期限に留意するというのは、久美さんご指摘の通り。長く預けるには空港がお薦めで、駅のコインロッカーは、保存期間が短いです。保存期間を超えた結果、警察が保存し、荷物に税関経由で自分の顔写真が張ってある、なんていう結果になっては最悪。飛行機の時間が迫っていたら、これでアウトになります。

預けたコインロッカーを発見し、鍵をなくしていないことを確認し、無事荷物を取り出したときの安堵感は、相当に大きなもの。海外旅行でとくにそうですが、私は、日常的な利用でもそう感じています。どうやらコインロッカーは、旅に緊張感を与える薬味でもあるようです。(終)

コメント

_ CLAUDIO山田 ― 2015年12月22日 09時02分12秒

「コインロッカーは、旅に緊張感を与える薬味でもあるようです。」かてて加えて我等観客席のサポーターに、期待と興奮、手に汗握るスリル、そして何にもまさる笑い(or爆笑)を与えてくれる貴重なアイテムでもあります。今後も、I招聘教授とコインロッカーの楽しくも貴重な出会いの報告をお待ち申しております。

_ taisei ― 2015年12月22日 11時27分17秒

う~む。なるほど。経験者なればこそ、語る資格があると。納得。何はともあれ落ちもついてめでたしめでたし(笑)

_ laoting ― 2015年12月23日 09時15分57秒

とても有益な情報です。
チェコ・プラハで遭遇したコインロッカーを思い出しました。東欧諸国は旧ソ連仕様のコインロッカーを設置していました。複雑な番号をメモして、なおかつ不慣れな手順をふまなければコインロッカーの扉はびくとも開きませんん。ベルリン行きの汽車に乗車できたのは、この種のコインロッカーに慣れていた同行者(ソ連留学経験者)がいたからです。コインロッカー、運命を左右する存在です!一冊の本ができるくらい奥が深いですね。

_ I招聘教授 ― 2015年12月23日 14時09分20秒

そうですか。私はそこまでの経験はありませんが、いかにもありそうなことですね。お互い、気をつけましょう。

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