十大ニュース20152015年12月30日 20時43分31秒

恒例の今年の私的十大ニュース、2015年版です。

1.今年は案に相違して、「モーツァルトの年」になりました。日本ピアノ教育連盟での講演に始まり、日本モーツァルト協会での連続公演などを経て、年末における訳書出版に到達。モーツァルトを相当勉強しました。モーツァルトは、いずみホールの特集で取り組んだテーマでもありました。

2.ギリシャ語の勉強が一区切りつきました。ヨハネ福音書第1章、第18・19章に続いてマタイ福音書第26章、第27章(すなわち受難曲のテキスト部分)を暗記しましたので、もう手を広げることはやめ、今後は記憶を保っていくにとどめます。時間がかかりましたが学習の効用は大きく、聖書の研究書がぐっと身近になりました。

3.合唱コンクールに過去最大、かかわりました。連盟の地区大会、支部大会、全国大会、それにNHK全国大会の審査を務め、勉強させていただきました。

4.藝術学関連学会連合の会長となり、その舵取りをまかされました。大役ですが、副会長(服飾美学会の山﨑稔惠さん)、事務局長(日本音楽学会の小林幸子さん)から万全のサポートをいただく形が取れましたので、がんばろうと思います。

5.「3」には神経を使いましたが、その結果、島根県を訪れることができ、全県の訪問を達成しました。日本はいいなあと、心から思います。

6.外国では、ポーランドを初訪問。ドイツと国境を接している国には、これで全部行ったことになります。ドイツでは逆方向の列車でオプショナル・ツアーを引率してしまい、「頭が真っ白」状態になって、野次馬様方の大喝采をいただきました。

7.ブログでは触れていませんが、文化庁関係の仕事は、時間をもっとも費やしたもののひとつです。近年、こうした仕事が増えてきました。

8.國學院大學に初めて出講し、聖心女子大、ICUの3校を掛け持ちしました。渋谷、恵比寿がテリトリーとなり、恵比寿に「オステリア・アガペ」というすばらしいイタリアンを発見しました。

9.NHKFM「古楽の楽しみ」は7年目を迎え、今年はハイドン、グルックなどの初期古典派や、パーセル、ヘンデルのイギリス音楽にも手を広げました。

10.講座、講演のたぐいも、定例のものを中心にたくさんやらせていただきましたが、母校(松本深志高校)での生徒たちとの交流は、心に残るものの一つでした。コンサート活動も少しずつ続け、優秀な音楽家の方々にご協力をいただきました。

今年は、本当に忙しかったというのが実感です。しかし皆様に支えられて、無事終えることができました。ありがとうございます。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

【付記】訳書のウェブサイト日本語版を、新年に公開します。

コメント

_ 久美 ― 2015年12月31日 11時41分50秒

先生、今年も一年お疲れさまでした。ラジオも楽しかったですが、ブログで先生と一緒に各地に旅行できてハラハラおもしろかったです。
自慢にもなりませんが(ほんとになりません)わたしは、今年も1泊たりとも外泊していません。行動範囲、ずばぬけて狭いです(恥っ) 
音楽はそんなわたしを、距離も時間も一足飛びにはるかなところに連れていってくれますが、わずかでも知識を得て聴くと想像もふくらみいっそうトリップできるものだなと、先生に感謝することしばしばの一年でした。ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。よいお正月をお迎えください。

_ I招聘教授 ― 2015年12月31日 23時41分39秒

久美さん、ラストメッセージありがとうございます。いつも励みにさせていただきました。

_ ダヴィデヒデ ― 2016年01月01日 21時33分09秒

新年明けましておめでとうございます!
恵比寿のイタリアンの末長いご繁盛を心よりお祈りいたします!

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