どう書くべきか ― 2017年01月27日 22時41分56秒
更新が間遠になっています。1月のスケジュールが思ったより負担で、毎日間に合わせるのが精一杯という事情があるのですが、ブログに何をどう書くべきか迷っているということも事実で、それについて一端をお話しします。
毎月のイベントはあらましご案内していますが、その結果報告は、必ずしもしていませんよね。どうにも余裕がなく過ぎてしまった、ということもありますが、どう書くべきか迷っているうちにタイミングを失った、というケースも少なくありません。
講演講座にしろ、企画したコンサートにしろ、私はいろいろな方にお世話になります。ですので、その感謝をブログで申し上げるのは、大切なことだと認識しています。このブログにイベントがどう載るか楽しみ、とおっしゃる方もいらっしゃるのです。
しかし、良かった良かった、ありがとうございます、と書くだけでは、読む方は面白くないですよね。私も、形作りは性に合いません。
となると、現場を覗けるようなエピソードとか、苦労話、残された課題、といったことを率直に交えていく必要があります。でも、お世話になった立場としてそれを書いていいものかどうか、私には懸念があるわけです。
それが気になって書かないでいると、今度は、そのイベントに対して私がネガティブであった、と推測される方も出てきそうです。そういうこともないとは申しませんが、大きな意義に対して小さな懸念が先に立つ、という方が多いかと思います。
どちらが大事か。私はブログを宣伝媒体と割り切っているわけではありませんので、やはり読みに来てくださる方にいろいろなことをお伝えし、楽しんでいだだくことが大事だと思います。ですので、立場にとらわれすぎず、柔軟かつ正直に書いていくことを、しばらくやってみようかと思います。1行だけの更新も、あるかもしれません。
毎月のイベントはあらましご案内していますが、その結果報告は、必ずしもしていませんよね。どうにも余裕がなく過ぎてしまった、ということもありますが、どう書くべきか迷っているうちにタイミングを失った、というケースも少なくありません。
講演講座にしろ、企画したコンサートにしろ、私はいろいろな方にお世話になります。ですので、その感謝をブログで申し上げるのは、大切なことだと認識しています。このブログにイベントがどう載るか楽しみ、とおっしゃる方もいらっしゃるのです。
しかし、良かった良かった、ありがとうございます、と書くだけでは、読む方は面白くないですよね。私も、形作りは性に合いません。
となると、現場を覗けるようなエピソードとか、苦労話、残された課題、といったことを率直に交えていく必要があります。でも、お世話になった立場としてそれを書いていいものかどうか、私には懸念があるわけです。
それが気になって書かないでいると、今度は、そのイベントに対して私がネガティブであった、と推測される方も出てきそうです。そういうこともないとは申しませんが、大きな意義に対して小さな懸念が先に立つ、という方が多いかと思います。
どちらが大事か。私はブログを宣伝媒体と割り切っているわけではありませんので、やはり読みに来てくださる方にいろいろなことをお伝えし、楽しんでいだだくことが大事だと思います。ですので、立場にとらわれすぎず、柔軟かつ正直に書いていくことを、しばらくやってみようかと思います。1行だけの更新も、あるかもしれません。
2つの終わり ― 2017年01月23日 22時28分14秒
大学の仕事が、終わりつつあります。20日(木)は、國學院が終了。ここは後期にピンチヒッターで入り、前年と併せて3学期でしたので、来られてよかったな、ありがとう、とは思いつつも、淡々と別れることができました。
その点、今日23日の、聖心女子大は違いましたね。中断はありましたが長期間通い、卒業後弟子となってくれた人もいますので、思ったより、終了後の感慨が大きかったです。
高台にありますから、かなり登る。着いてから3階の研究室まで、また上りです。たいてい急いでいますから、息が切れるようになりました。
授業は別校舎なので、聖堂やマリア像のある廊下を抜けて移動します。授業も、キリスト教学、キリスト教音楽共通の単位ですから、聖書研究の色彩を濃厚に加えながら、用意していました。補佐してくださる副手が、この大学であればこその、マリア様のような方。眼福をいただきました。
受難音楽という切り札を切り、最後を《パルジファル》で終えることができたのがなによりでした。帰り道、キャンパスの美しさと気品をしみじみ感じながら、目に焼き付けました。まだ、レポートの採点が残っています。
その点、今日23日の、聖心女子大は違いましたね。中断はありましたが長期間通い、卒業後弟子となってくれた人もいますので、思ったより、終了後の感慨が大きかったです。
高台にありますから、かなり登る。着いてから3階の研究室まで、また上りです。たいてい急いでいますから、息が切れるようになりました。
授業は別校舎なので、聖堂やマリア像のある廊下を抜けて移動します。授業も、キリスト教学、キリスト教音楽共通の単位ですから、聖書研究の色彩を濃厚に加えながら、用意していました。補佐してくださる副手が、この大学であればこその、マリア様のような方。眼福をいただきました。
受難音楽という切り札を切り、最後を《パルジファル》で終えることができたのがなによりでした。帰り道、キャンパスの美しさと気品をしみじみ感じながら、目に焼き付けました。まだ、レポートの採点が残っています。
女性は若い ― 2017年01月12日 22時43分42秒
毎年思うことですが、年末年始というのは、ゆっくりできるという印象のみあって、実際にはすぐ仕事になってしまいますね。年賀状も後追いで、ようやく処理しました。私は原則、返信オンリー。しかし今日も返信を書きました(笑)。
仕事がおしなべて好発進しているのは、年の全体から見て、いいのか悪いのか。でも先を考える余裕はありません。
日本指揮者合唱協会での講演(6日)は、重鎮がずらりと並んだ客席にちょっとびびりましたが、ミサ曲テキストの話に深く入ってきていただき、合唱の世界との距離がいちだんと縮まった、という思いがあります。どこかで食事しようと思っていたら(←懇親会の席では「飲む+話す」のみで、食べない主義)、偶然の流れで、2人の女性とご一緒することになりました。
ここだけの話ですが、お二人とも、私より10歳以上年長でいらっしゃるのですね。でも、活躍しておられる方は、本当にお若い。ついつい昔の感覚で70代、80代と考えてしまいますが、昔と今は、本当に違います。とくに、女性が違うと思います。
朝日カルチャーのオペラ史の講座も好発進しました。《オルフェオ》から入っていますが、モンテヴェルディ熱が再燃しています。皆さんにぜひ見ていただきたいモンテヴェルディ映像があるのですが、新聞に掲載されてから発表します。
最大目標と公言している《ヨハネ受難曲》の研究は、第2稿について、一通りのたたき台を作りました。毎月編集者に渡す日取りを決め、それに向けてがんばるという流れを作っています。編集者様には本当にありがたいサポートで、感謝あるのみです。
明日は授業の後大阪を往復し(《冬の旅》)、土日は埼玉県の合唱コンテストになります。皆様も、よいご週末を。
仕事がおしなべて好発進しているのは、年の全体から見て、いいのか悪いのか。でも先を考える余裕はありません。
日本指揮者合唱協会での講演(6日)は、重鎮がずらりと並んだ客席にちょっとびびりましたが、ミサ曲テキストの話に深く入ってきていただき、合唱の世界との距離がいちだんと縮まった、という思いがあります。どこかで食事しようと思っていたら(←懇親会の席では「飲む+話す」のみで、食べない主義)、偶然の流れで、2人の女性とご一緒することになりました。
ここだけの話ですが、お二人とも、私より10歳以上年長でいらっしゃるのですね。でも、活躍しておられる方は、本当にお若い。ついつい昔の感覚で70代、80代と考えてしまいますが、昔と今は、本当に違います。とくに、女性が違うと思います。
朝日カルチャーのオペラ史の講座も好発進しました。《オルフェオ》から入っていますが、モンテヴェルディ熱が再燃しています。皆さんにぜひ見ていただきたいモンテヴェルディ映像があるのですが、新聞に掲載されてから発表します。
最大目標と公言している《ヨハネ受難曲》の研究は、第2稿について、一通りのたたき台を作りました。毎月編集者に渡す日取りを決め、それに向けてがんばるという流れを作っています。編集者様には本当にありがたいサポートで、感謝あるのみです。
明日は授業の後大阪を往復し(《冬の旅》)、土日は埼玉県の合唱コンテストになります。皆様も、よいご週末を。
おめでとうございます ― 2017年01月02日 22時51分18秒
皆様、明けましておめでとうございます。全国的に好天のようで、つつがないお正月をお迎えの方が多いのではないでしょうか。今年もよろしくお願いします。
駅伝も見ましたが、今年の初体験と言えるのは、歌舞伎中継でした。歌舞伎座の『松浦の太鼓」です。有名な出し物なのでしょうが、私は不案内。昔から俳句が好き、中でも宝井其角は結構好きなので、その其角が舞台に登場し、彼の句に赤穂浪士の付けた七七の解釈をめぐってストーリーが進んでいることに興味を持ちました。
いやあ、迫真のドラマになっている上に主演・染五郎の華が並々でなく、歌舞伎のすばらしさを満喫しました。伝統芸能に、もっともっと親しみたいと思います。
今年の目標は、たった一つ。《ヨハネ受難曲》の論文を完成させることです。専門的な論文を書き、そこから一般書を作る二段構えにしましたので、第一優先でこれに取り組みます。新年早々、気持ちの焦りを感じています。
変わらぬお付き合いのほど、心からお願い申し上げます。
駅伝も見ましたが、今年の初体験と言えるのは、歌舞伎中継でした。歌舞伎座の『松浦の太鼓」です。有名な出し物なのでしょうが、私は不案内。昔から俳句が好き、中でも宝井其角は結構好きなので、その其角が舞台に登場し、彼の句に赤穂浪士の付けた七七の解釈をめぐってストーリーが進んでいることに興味を持ちました。
いやあ、迫真のドラマになっている上に主演・染五郎の華が並々でなく、歌舞伎のすばらしさを満喫しました。伝統芸能に、もっともっと親しみたいと思います。
今年の目標は、たった一つ。《ヨハネ受難曲》の論文を完成させることです。専門的な論文を書き、そこから一般書を作る二段構えにしましたので、第一優先でこれに取り組みます。新年早々、気持ちの焦りを感じています。
変わらぬお付き合いのほど、心からお願い申し上げます。
2016年を送る ― 2016年12月30日 23時11分26秒
今まだ、30日です。皆様には今年もお世話になり、ありがとうございました。恒例の1年のまとめをしますが、ダブルブッキングを何回とかそういうことではなく、来年に向けて前向きに総括させていただきます。
今年は、(1)途中から年齢が大台に乗りました。未知の世界に踏み込む不安がありましたが、昔予想したように般若心経を筆写して心を清めるという人生には、まったくなりませんでした。定年後5年にして、今年が一番仕事をしたという実感があります。(2)体調が落ち込まず、人間ドック、ペット検診もクリアできたためでしょう。ワインも相変わらず飲んでいます。
(3)出した本はありませんが、自分としては勉強も、今年が一番したと感じています。周辺的なものがそぎ落とされ、勉強に集中性が出てきたように自分では思います。対象の一角が神学であるのは、《ヨハネ受難曲》の研究を、いま最大の課題としているからです。
(4)講演、カルチャーなどの仕事は、2:1ぐらいでモーツァルトが多かったです。28日の仕事納めも、モーツァルトでした。今年は交響曲の研究から、とくに得るものがありました。
(5)いま3つの大学に出講していますが、すべて、今年度で終わりになります。聖心女子大と國學院はあと2回、ICUは第3学期担当なのであと8回あります。大学もカルチャーも、すべてしっかり準備し、詳細なレジュメを配布して行えたのは良かったなあ、と思っています。専任の雑用がなくなったからこそ、できることです。
(6)去年から会長を務めている藝術学関連学会連合では、6月に最初のシンポジウムを催しました。国や関連団体の文化関係の仕事にも、見えないところで時間を使っています。
(7)合唱の分野とのかかわりもいろいろな形で続いていますが、4日間を費やした福島のコンテスト審査は、とりわけ印象深いものでした。まこと至りませんが、合唱とのお付き合いは続けることになりそうです。
(8)6月のライプツィヒ・バッハ祭に今年も行きました。その大きな楽しみは、人の輪の広がりです。旅行のみならず、今年はとくに出会いが多く、それ以上に、意味深い再会を多く経験しました。これはぜひ、(9)とさせてください。
連続しているものを、(10)にまとめざるを得ません。いずみホールのスタッフは、皆様にご支援をいただいてたいへん力をつけてきており、今進行中のシューベルト企画に、それが反映されていると思います。引き続き、よろしくお願いします。また、サントリー芸術財団の仕事で現代音楽に接してきたことは、私の大きな財産になっています。以前と違う理解を、自分の中に感じるからです。NHK「「古楽の楽しみ」のスタッフ、楽しいクラシックの会、すざかバッハの会など、お世話になった方々に、心から御礼申し上げます。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
今年は、(1)途中から年齢が大台に乗りました。未知の世界に踏み込む不安がありましたが、昔予想したように般若心経を筆写して心を清めるという人生には、まったくなりませんでした。定年後5年にして、今年が一番仕事をしたという実感があります。(2)体調が落ち込まず、人間ドック、ペット検診もクリアできたためでしょう。ワインも相変わらず飲んでいます。
(3)出した本はありませんが、自分としては勉強も、今年が一番したと感じています。周辺的なものがそぎ落とされ、勉強に集中性が出てきたように自分では思います。対象の一角が神学であるのは、《ヨハネ受難曲》の研究を、いま最大の課題としているからです。
(4)講演、カルチャーなどの仕事は、2:1ぐらいでモーツァルトが多かったです。28日の仕事納めも、モーツァルトでした。今年は交響曲の研究から、とくに得るものがありました。
(5)いま3つの大学に出講していますが、すべて、今年度で終わりになります。聖心女子大と國學院はあと2回、ICUは第3学期担当なのであと8回あります。大学もカルチャーも、すべてしっかり準備し、詳細なレジュメを配布して行えたのは良かったなあ、と思っています。専任の雑用がなくなったからこそ、できることです。
(6)去年から会長を務めている藝術学関連学会連合では、6月に最初のシンポジウムを催しました。国や関連団体の文化関係の仕事にも、見えないところで時間を使っています。
(7)合唱の分野とのかかわりもいろいろな形で続いていますが、4日間を費やした福島のコンテスト審査は、とりわけ印象深いものでした。まこと至りませんが、合唱とのお付き合いは続けることになりそうです。
(8)6月のライプツィヒ・バッハ祭に今年も行きました。その大きな楽しみは、人の輪の広がりです。旅行のみならず、今年はとくに出会いが多く、それ以上に、意味深い再会を多く経験しました。これはぜひ、(9)とさせてください。
連続しているものを、(10)にまとめざるを得ません。いずみホールのスタッフは、皆様にご支援をいただいてたいへん力をつけてきており、今進行中のシューベルト企画に、それが反映されていると思います。引き続き、よろしくお願いします。また、サントリー芸術財団の仕事で現代音楽に接してきたことは、私の大きな財産になっています。以前と違う理解を、自分の中に感じるからです。NHK「「古楽の楽しみ」のスタッフ、楽しいクラシックの会、すざかバッハの会など、お世話になった方々に、心から御礼申し上げます。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
懇親会第二弾 ― 2016年12月28日 10時30分39秒
近況報告の続きです。
18日(日)は、長野駅構内にある「長野長寿食堂」でめでたく始まり、「すざかバッハの会」へ。これについては、近々ホームページができると思いますので、そのときにご案内します。
19日(月)、20日(火)は、大学の授業のあと会議へ。話は、21日(水)に移ります。この日は、朝日カルチャーセンター新宿校のバッハ講座の本年最終回でした。
先日、横浜のモーツァルト講座で懇親会を催したお話をしました。公表した以上、新宿でもやるべきだと思い、先回の新宿講座で、やりたいと思います、と意思表示したのです。同じビルに適切な場所がないかどうかあたってみたが見あたらない状況だ、ということもお話ししました。
横浜の話は受講生から出てきたことですが、こちらは、私からのご提案。皆さんがどのぐらい賛同してくださるか、わかりません。ですので、それはいい、楽しみにしています、というような声かけを期待していました。
ところが、声をかけてくださる方はどなたもなく、皆さん、硬い表情(?)でお帰りになってしまったではありませんか。私の方は振り上げた拳の下ろしどころがなくなり、ここは、あきらめることにしました。
で、21日の講座にあきらめる旨を申し上げたところ、場がざわつきます。今日あると思っていた、という人もあれば、わざわざ時間を作った、という人も出てたのです。そこで急遽、カルチャーの担当者に場所を探していただき、隣のハイアット・リージェンシーのロビーで、横浜と同数の懇親会が実現しました(汗)。
新宿は月2回ですし、古い方もいらっしゃいます。それだけに、本当にやってよかった、というのが実感。ただロビーでは離れたところとの会話がむずかしく、カラオケの密室で開催した横浜の効果を、あらためて確認しました。
24日(土)に、横浜の講座がありました。雰囲気が一変し、なごやかかつ、生き生き。やっぱり人のつながりが、一番大事ですね。
18日(日)は、長野駅構内にある「長野長寿食堂」でめでたく始まり、「すざかバッハの会」へ。これについては、近々ホームページができると思いますので、そのときにご案内します。
19日(月)、20日(火)は、大学の授業のあと会議へ。話は、21日(水)に移ります。この日は、朝日カルチャーセンター新宿校のバッハ講座の本年最終回でした。
先日、横浜のモーツァルト講座で懇親会を催したお話をしました。公表した以上、新宿でもやるべきだと思い、先回の新宿講座で、やりたいと思います、と意思表示したのです。同じビルに適切な場所がないかどうかあたってみたが見あたらない状況だ、ということもお話ししました。
横浜の話は受講生から出てきたことですが、こちらは、私からのご提案。皆さんがどのぐらい賛同してくださるか、わかりません。ですので、それはいい、楽しみにしています、というような声かけを期待していました。
ところが、声をかけてくださる方はどなたもなく、皆さん、硬い表情(?)でお帰りになってしまったではありませんか。私の方は振り上げた拳の下ろしどころがなくなり、ここは、あきらめることにしました。
で、21日の講座にあきらめる旨を申し上げたところ、場がざわつきます。今日あると思っていた、という人もあれば、わざわざ時間を作った、という人も出てたのです。そこで急遽、カルチャーの担当者に場所を探していただき、隣のハイアット・リージェンシーのロビーで、横浜と同数の懇親会が実現しました(汗)。
新宿は月2回ですし、古い方もいらっしゃいます。それだけに、本当にやってよかった、というのが実感。ただロビーでは離れたところとの会話がむずかしく、カラオケの密室で開催した横浜の効果を、あらためて確認しました。
24日(土)に、横浜の講座がありました。雰囲気が一変し、なごやかかつ、生き生き。やっぱり人のつながりが、一番大事ですね。
テレビはむずかしい ― 2016年12月14日 23時51分15秒
イチローさんありがとうございます。励みになります。
月曜日、テレビ収録しました。「クラシック・ハイライト」という、1年を回顧する番組です。
でも、うまくいきませんでしたね。短い言葉でずばっと言わないといけないのですが、妙に枝葉が茂ってしまって、50~60点ぐらいでしょうか。終わってから、ああ言えばよかった、こう言えばよかったという思いがしきりです。ただとても優秀な質問者でしたから、上手に編集してくれるだろうと思います。
さっきNHKテレビの戦後を回顧するドラマで、ハーリッヒ・シュナイダーという女性がクローズアップされているのにびっくり。チェンバロの先駆者として有名な方ですね。いろいろな方がたいへんな時代を生き、努力してくれたことで、今日があるのだと思います。
テレビといえば、「真田丸」をおりおりに見て、役者さん、みんな本当にうまいなあと感心しました。これだけ個々が主張してみごとにまとまっているのですから、演出に当たる方が立派なのでしょう。ネットでも絶賛一色ですね。
土曜日、朝日カルチャー新宿校の「音楽のロマンを求めて」(18:30~20:00)。安井耕一先生も張り切っておられますので、皆様どうぞお出かけください。ユニークな会になると思います。
月曜日、テレビ収録しました。「クラシック・ハイライト」という、1年を回顧する番組です。
でも、うまくいきませんでしたね。短い言葉でずばっと言わないといけないのですが、妙に枝葉が茂ってしまって、50~60点ぐらいでしょうか。終わってから、ああ言えばよかった、こう言えばよかったという思いがしきりです。ただとても優秀な質問者でしたから、上手に編集してくれるだろうと思います。
さっきNHKテレビの戦後を回顧するドラマで、ハーリッヒ・シュナイダーという女性がクローズアップされているのにびっくり。チェンバロの先駆者として有名な方ですね。いろいろな方がたいへんな時代を生き、努力してくれたことで、今日があるのだと思います。
テレビといえば、「真田丸」をおりおりに見て、役者さん、みんな本当にうまいなあと感心しました。これだけ個々が主張してみごとにまとまっているのですから、演出に当たる方が立派なのでしょう。ネットでも絶賛一色ですね。
土曜日、朝日カルチャー新宿校の「音楽のロマンを求めて」(18:30~20:00)。安井耕一先生も張り切っておられますので、皆様どうぞお出かけください。ユニークな会になると思います。
カフェ、モーツァルト、短歌 ― 2016年12月11日 22時34分08秒
「明日は新宿あたりで昼食」と前記事で申し上げました。ゆとりはあったのですが、店を迷ううちに時間切れとなり、カフェのスタンドでサンドイッチという結末に。何度もあった、私らしい成り行きです。ちなみに明日は、渋谷で昼食となります。
午後、モーツァルト・フェラインで講演させていただきました。小池さんがコメントしてくださっているように、1788年という多産の年について、三大交響曲を中心にお話ししました。熱心に聴講していただき、私も、充実のきわみでした。
演奏比較の中心にアーノンクールを置いたのは、彼がウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとともに録音した最後期の演奏の圧倒的なすばらしさに、つい最近、気づいたからです。まさに、深淵から三大交響曲を見直す演奏です。そうしましたら、テレビでアーノンクールについてコメントする仕事が舞い込んできました。偶然でしょうが、力が入ります。番組については、追って。
ところで、コメント常連であられる(阿部)久美さんが、すばらしい本を出されました。『ゆき 泥の舟にふる』という歌集です(六花書林)。
オビに、藤原龍一郎さんの次のような紹介があります。
「ひとはかなしいから詩を書くのだ。」--この詩歌の永遠の真理にきわめて忠実に、底ふかいかなしみの歌として、阿部久美の短歌は存在する。
驚きの歌たち。ご本人のご了解をいただいた上で、何作か、ここでご紹介したいと思っています。
午後、モーツァルト・フェラインで講演させていただきました。小池さんがコメントしてくださっているように、1788年という多産の年について、三大交響曲を中心にお話ししました。熱心に聴講していただき、私も、充実のきわみでした。
演奏比較の中心にアーノンクールを置いたのは、彼がウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとともに録音した最後期の演奏の圧倒的なすばらしさに、つい最近、気づいたからです。まさに、深淵から三大交響曲を見直す演奏です。そうしましたら、テレビでアーノンクールについてコメントする仕事が舞い込んできました。偶然でしょうが、力が入ります。番組については、追って。
ところで、コメント常連であられる(阿部)久美さんが、すばらしい本を出されました。『ゆき 泥の舟にふる』という歌集です(六花書林)。
オビに、藤原龍一郎さんの次のような紹介があります。
「ひとはかなしいから詩を書くのだ。」--この詩歌の永遠の真理にきわめて忠実に、底ふかいかなしみの歌として、阿部久美の短歌は存在する。
驚きの歌たち。ご本人のご了解をいただいた上で、何作か、ここでご紹介したいと思っています。
ある懇親会の記録 ― 2016年11月27日 18時05分04秒
26日の土曜日、朝日カルチャーセンター横浜校の講座の後、初めての懇親会を開きました。
横浜の講座には、長く通われていらっしゃる方、熱心な方がたくさんおられます。ですので、そんな機会も必要だなあ、とかねてから思っていました。折良く、私とお話ししたい、とおっしゃる方がおられ、じゃあ懇親会をやりましょうか、ということになり、それなら幹事を、と手を挙げる方が・・・という流れになって、昨日早くも実現したのです。
ところが、横浜駅周辺はどこも一杯のため、カラオケの一室(!)を借りて開催するとのこと。大いなる懸念とともに現場に向かいました。人数は、14人で縁起よし。高齢者中心の集団ですから、ぞろそろカラオケに入っていく時には、受付中の若い人たちが凍り付きました(気のせいかも)。
でもカラオケ開催が、とても良かったのです。なにしろ密室で静かですから、全員で共有して話ができる。電話一つで、ビールが来る。
お話ししてみると、皆さん、何かを求めて重みのある人生を過ごしてこられた達人さんばかりなのですね。モーツァルトを熱愛する方、聴き重ねて来られた方はもちろん、小説を書く方もあれば、高校の大先輩もいらっしゃる。こういう皆さんに聴講していただいているのであれば、ベストの上にもベストを尽くさなければならないと思いました。次回からピアノ・コンチェルトに入りますが、交流が生まれましたから、きっといい講座になると思います。
何もそこまでと思うほど皆さん喜んでくださり、本当にやってよかったと思いました。楽しい時間でした。・・・と書きますと、われわれのところはやってないぞ、というお話になりますよね。少しずつ、やっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
文字通り、日常のこと ― 2016年11月25日 00時51分54秒
皆さん、寒波と雪は大丈夫でしたか。テレビに、留萌の港が移りました。現地の人はさぞたいへんでしょうが、私は寒さが好きなので、旅情も感じてしまいます。
今週が、今月のクライマックスでした。週の前半は3連続コンサートで、たいへん感動的なものも。この件は、別メディアで書くことにします。
専門的に緊張を要する2つの仕事も終え、時計の針が日にちをまたぐ頃金曜日の準備が終わって、ようやく今週を乗り越えるメドがつきました。金曜日(すでに今日)は、3つの仕事掛け持ちしており、準備が遅れていたのです。
午前中は、國學院大學で、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》。先週から話に入りましたが、学生は興味津々のようなので、彼らがどう受け止めるか、私の考えをぶつけてみます。午後、「古楽の楽しみ」を2本録音し、夜は府中の合唱団と、バッハのモテットを勉強します。パウロ書簡にも少し近づきましたから、これも楽しみです。
必然的に多くなる外食。タイ料理の頻度がますます増してきました。おいしいお店があちこちにあるのですね。明日も2回外食します。鋭意、発掘してみたいと思います。
今週が、今月のクライマックスでした。週の前半は3連続コンサートで、たいへん感動的なものも。この件は、別メディアで書くことにします。
専門的に緊張を要する2つの仕事も終え、時計の針が日にちをまたぐ頃金曜日の準備が終わって、ようやく今週を乗り越えるメドがつきました。金曜日(すでに今日)は、3つの仕事掛け持ちしており、準備が遅れていたのです。
午前中は、國學院大學で、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》。先週から話に入りましたが、学生は興味津々のようなので、彼らがどう受け止めるか、私の考えをぶつけてみます。午後、「古楽の楽しみ」を2本録音し、夜は府中の合唱団と、バッハのモテットを勉強します。パウロ書簡にも少し近づきましたから、これも楽しみです。
必然的に多くなる外食。タイ料理の頻度がますます増してきました。おいしいお店があちこちにあるのですね。明日も2回外食します。鋭意、発掘してみたいと思います。
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