「さ」は必要?2008年03月10日 23時20分11秒

皆様、ブログを「きちっと」読んでくださっていますか。当欄で書いて以降も注意していますが、「きちっと」がやはり優勢ですね。トレンドはこちらのようです。私は使えませんが・・。

言葉の用法というのは、当然ながら自分の誤用は気づかず、人様のものばかりが気になる、という性質のものです。私の誤用も、恥をかかないうちにぜひご指摘ください。「的を得た」(射たの誤用)というのも、ご指摘いただくまで気がつきませんでしたから。

という前提で、私がたいへん気になる、しかも数多い用法について。それは、「やらさせていただく」「行かさせていただく」「書かさせていただく」という言い方です。(変換していたら、ATOKが「さ入れ表現」と指摘しました。ひとつのカテゴリーなんですね。)私には、「やらせていただく」「行かせていただく」「書かせていただく」でなければおかしい、という感覚が、身体に染みこんでいる。でも「さ」を入れる方は相当に多く、職場でもよく出会います。年長者にもおられるので、地域がかかわっているのかな、とも思いますがどうなんでしょうか。

もうひとつは、「昨日長野に行ってきました」「そうでいらっしゃいますか」というパターン。女性によくあります。でも、「そうですか」でないと、長野に行くことを尊敬することになってしまうと思うのですが、いかがでしょう。それとも、上位の丁寧表現として、これまた定着しつつあるのでしょうか。