入力装置 ― 2008年04月19日 22時06分28秒
大学の帰りには立川のビックカメラに、聖路加病院の帰りには秋葉原のヨドバシカメラに、よく立ち寄ります。最近、あるコーナーに張り付き、商品を比較検討してはそのまま帰宅、という行為を続けている。それは、キーボードとマウスのコーナーです。
気分転換にそれらを買い換えることは、たま~にしていました。コードレスに換え、トラブるのでコード付きに戻したりしたのが、もうだいぶ前。新しいのを買って、今使っているのを大学にもっていくことを検討しています。
逡巡しているのは、高い製品を買う意味があるのかどうか、確信がもてないから。ものの本を読むと、キーボードやマウスは日常的に使うものだから思い切って投資すべき。全然違いますよ、などと書いてある。でも、普通のでも十分な気もするわけです。今使っている製品に、不満は感じていません。
高額製品を多数提供しているのは、マイクロソフト。いろいろなキーが付いて便利そうですが、私はブラウザもメールも別メーカーのを使っていますから、宝の持ち腐れになってしまう。高機能を自分なりにカスタマイズして使えたら、などとも考えます。投資価値があるか否か、お教えください。
コメント
_ はかせ ― 2008年04月20日 13時42分02秒
_ I教授 ― 2008年04月20日 22時08分10秒
なるほど、楽譜作成に横スクロールですか。想定外の貴重な情報、ありがとうございました。
_ <柴> ― 2008年04月21日 23時50分22秒
この種のメーカーも、あの手この手で高い製品を売りつけようとがんばってますね。PC本体に付属しているのは低コストであることを最優先したような製品が多いので、儲かりませんからね。
まずキーボードですが、高いのには大別して2種類あると思います。1つは、色々なボタンが付いて機能が豊富なもの。もう1つは、高い部品、つまりキースイッチを使って打鍵感を追求したものです。
はかせさんのおっしゃるように、前者はカスタマイズができますから、色々なソフトに対応可能でしょう。でも私はそういった余計なボタンは、「スリープ」ボタン以外、ほとんど使ったことがありません。マウスや普通のキーで操作するほうが、はるかに便利だからです。
後者には、ドイツのなんとか社製のキースイッチを使用、などと謳っているようなものもあって興味はあるのですが、実際には使ったことがないので、その価値については何とも言えません。おそらく、それなりの満足感はあるものと思われます。ただ、前者でも、PCに付属のものに比べれば、それなりに良いスイッチを使っているはずなので、そこそこの打鍵感が得られると感じています。
先生のお求めになるべきは、むしろ後者のタイプなのではないでしょうか?
なお、キーの配置のタイプですが、私もはかせさん同様、主にハの字型のを使ってますが、ノートを使うときには、どうしても普通のタイプです。もちろん多少は違いますが、それほど大きく負担が違うとは感じられません。手首の角度が問題なのは左右方向よりも、むしろ上下方向だからでしょう。腕と手の甲に角度が付いた状態で長くタイプしていると、手首に負担がかかって確実に手根管症候群になりますね。キーボードと腕の相対的な高さ、キーボードの角度などを適切に調整する必要があります。
次にマウスですが、最近は値段を高くするために、レーザーを利用したのがよくありますが、あれはいただけません。
まずレーザーマウスのウリは精度の高さですが、はっきり言って普通の作業ではマウスにはそれほどの精度は必要ありません。画面に表示されるメニューの幅やボタン類の大きさを見れば、マウスによる操作が、もともとかなりラフな位置精度を期待したものであることは明白です。マウスを使ったグラフィックの編集でも、普通のLEDのマウスの精度で問題があるようなら、それはむしろソフトウェアの設計に問題があると言うべきでしょう。
レーザーマウスが困るのは、性能が良すぎることです。具体的にはテーブルから持ち上げて動かしても、マウスポインターが追従してしまうのです。これはマウスとして失格です。マウスがパッドの端に届いたり、何か障害物にぶつかった場合、マウスを持ち上げて逆方向に動かし、余裕を確保してからまた下ろして動かしますね。その持ち上げて動かしている間には、ポインターは止まっていてくれなければ、そういう動作をする意味がなくなってしまいます。レーザーマウスでは、ポインターが行ったり来たりして、先に進みません。これは大きなストレス要因になります。
結局マウスは、2ボタン+ホイールで、小さめのものが使いやすいと思います。大きいとそれだけ質量も大きいので確実に疲れます。手が大きくても、鉛筆やペンを手の大きさに合わせるということは、普通はしないと思いますが、マウスもそれと同じです。
なお、私はマウスの横スクロール機能もほとんど使ったことがありません。それより横幅の広いモニターを使って、横スクロールの頻度を減らす方が精神衛生上よろしいかと思います。現状では、面積、ドッチピッチ、画素数など、様々な点を考慮して22インチワイドが最も使いやすいと考えています。なお、モニターこそ値段の高いものが良いと思いますよ(笑)。
まずキーボードですが、高いのには大別して2種類あると思います。1つは、色々なボタンが付いて機能が豊富なもの。もう1つは、高い部品、つまりキースイッチを使って打鍵感を追求したものです。
はかせさんのおっしゃるように、前者はカスタマイズができますから、色々なソフトに対応可能でしょう。でも私はそういった余計なボタンは、「スリープ」ボタン以外、ほとんど使ったことがありません。マウスや普通のキーで操作するほうが、はるかに便利だからです。
後者には、ドイツのなんとか社製のキースイッチを使用、などと謳っているようなものもあって興味はあるのですが、実際には使ったことがないので、その価値については何とも言えません。おそらく、それなりの満足感はあるものと思われます。ただ、前者でも、PCに付属のものに比べれば、それなりに良いスイッチを使っているはずなので、そこそこの打鍵感が得られると感じています。
先生のお求めになるべきは、むしろ後者のタイプなのではないでしょうか?
なお、キーの配置のタイプですが、私もはかせさん同様、主にハの字型のを使ってますが、ノートを使うときには、どうしても普通のタイプです。もちろん多少は違いますが、それほど大きく負担が違うとは感じられません。手首の角度が問題なのは左右方向よりも、むしろ上下方向だからでしょう。腕と手の甲に角度が付いた状態で長くタイプしていると、手首に負担がかかって確実に手根管症候群になりますね。キーボードと腕の相対的な高さ、キーボードの角度などを適切に調整する必要があります。
次にマウスですが、最近は値段を高くするために、レーザーを利用したのがよくありますが、あれはいただけません。
まずレーザーマウスのウリは精度の高さですが、はっきり言って普通の作業ではマウスにはそれほどの精度は必要ありません。画面に表示されるメニューの幅やボタン類の大きさを見れば、マウスによる操作が、もともとかなりラフな位置精度を期待したものであることは明白です。マウスを使ったグラフィックの編集でも、普通のLEDのマウスの精度で問題があるようなら、それはむしろソフトウェアの設計に問題があると言うべきでしょう。
レーザーマウスが困るのは、性能が良すぎることです。具体的にはテーブルから持ち上げて動かしても、マウスポインターが追従してしまうのです。これはマウスとして失格です。マウスがパッドの端に届いたり、何か障害物にぶつかった場合、マウスを持ち上げて逆方向に動かし、余裕を確保してからまた下ろして動かしますね。その持ち上げて動かしている間には、ポインターは止まっていてくれなければ、そういう動作をする意味がなくなってしまいます。レーザーマウスでは、ポインターが行ったり来たりして、先に進みません。これは大きなストレス要因になります。
結局マウスは、2ボタン+ホイールで、小さめのものが使いやすいと思います。大きいとそれだけ質量も大きいので確実に疲れます。手が大きくても、鉛筆やペンを手の大きさに合わせるということは、普通はしないと思いますが、マウスもそれと同じです。
なお、私はマウスの横スクロール機能もほとんど使ったことがありません。それより横幅の広いモニターを使って、横スクロールの頻度を減らす方が精神衛生上よろしいかと思います。現状では、面積、ドッチピッチ、画素数など、様々な点を考慮して22インチワイドが最も使いやすいと考えています。なお、モニターこそ値段の高いものが良いと思いますよ(笑)。
_ I教授 ― 2008年04月22日 00時37分33秒
柴さんならではの突っ込んだご助言、ありがとうございました。談話室のウリは、パソコン関連のQ&Aとなってきましたね。今後とも、よろしくお願いします。
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キーボードはマイクロソフトのナチュラルキーボードを愛用しています。コードレスが一般的になる前の製品です。右手で打つキーと左手で打つキーとの間がハの字型に開いているために、手首の角度が自然です。普通のキーボードですと(ブラインドタッチの場合ですが)、手首の角度が窮屈に曲がったまま(尺屈しているといいます)ですから、長時間使っていると腱鞘炎が怖いです。
いろいろキーが付いていますが、「電卓」などは愛用しています。「メール」というキーに何というソフトを割り当てるかは自分で決められますから、先生ご愛用の「Shuriken」を呼び出すように設定できます。
マウスはマイクロソフトのコードレスを使っています。2ボタン+スクロールというシンプルなものですが、横スクロールが付いています。
横スクロールは便利です。バッハの無伴奏チェロ組曲の6番のプレリュードを仕上げた時、譜めくり無し、アーティキュレイション、指番号無しの、白地図のような楽譜を作り、そのコピーに自分の考えを書き込んで奏法譜を作ったのですが、これは最新のベーレンライタの楽譜(これはどう考えても資料であって演奏用ではない)でチェック済みのペータースの楽譜をスキャナでphotosopに取り込み、スラーや指番号をパソコン上で消して作ったのですが、このとき、横スクロール無しではやる気がしません。
コダーイの無伴奏チェロソナタでも、楽譜は奏法譜(変則調弦です)なので実音譜が必要で、これをphotoshopで作るのに横スクロールは大活躍でした。
キーボードもマウスも、あまり凝った製品を使い、特殊な割り当てを駆使すると、よそのパソコンを使うときにギャップが大きくなるので、気をつけています。今でも職場の共用のマッキントシュの1ボタン、スクロールさえ無いというマウスを使うと、「右ボタンがない!」といって爆発しそうになります。