大学院の現況 ― 2008年06月29日 22時31分55秒
昨日の土曜日は、朝日カルチャーの新宿校から横浜校へはしご。12:00に講義が終了、12:15新宿発、12:47横浜着、13:00から講義開始、というスケジュール。新宿駅が西口から最遠の1番線だったため少々走る羽目になりましたが、案外間に合うものですね。
しかし、やっぱり疲れました。この6月は本当に仕事が立て込んでいて、神経も使いましたので、終わったあとはぐったりしてしまいました。ほとんどがうまくいったということは、7月にツケが来るこということです(ご存じ私の理論)。でも毎回できるかぎり準備して臨みましたし、運に委ねているわけではないので、あまり心配しないことにします。
金曜日には、恒例の大学院の入試説明会がありました。正式には大学のホームページを見ていただくとして、私の個人的な立場から少し補いを。
ドクターコースができて2年立ちましたが、学生は本当に恵まれていると感じます。入学者全員に対して奨学金があり、授業料が事実上免除になる。TA(ティーチング・アシスタント)という制度が機能し始め、先生の授業に協力しながら、一定の謝礼と教歴がもらえる。実技の学生も理論の学生も、大学と一体になりながら、専門的な勉強を進められるわけです。
博士論文を書くのは大きな課題ですが、それにも、マンツーマンの指導がついています。私は声楽専攻の全員と音楽学専攻の希望者を指導するのですが、声楽の入学者が多いため、目下声楽5人、音楽学1人を指導して、大忙しです。でも実践とかかわる研究が私の本領ですから、やりがいも十分あります。みなiBACHコレギウムにかかわってくれており、バッハの専攻者も、博士、修士に1人ずついます。そんなわけで、大学につとめて初めて、盛り上がりのようなものを周囲に感じている昨今です。
修士の方も新カリキュラムになり、たとえばバッハのプロジェクトを、授業として選択することができるようになりました。奨学金も、博士ほどではありませんが、かなり充実してきています。というわけで、いっしょに勉強しましょうとお勧めしても、空手形ではないと思います。来年ドクターに入られますと、最後の年まで、私が指導できます。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。