一時の恥、一生の恥 ― 2009年01月04日 23時41分51秒
漢字をいくつも読み間違えたことで、麻生さんがさんざんな言われようです。私はこういうとき、いつも、『ヨハネ福音書』第8章にある、「姦通の女」の話を思い出さずにいられません。女を罰しようとしているファリサイ派の人々に、イエスが「あなたたちの中で罪のない者が最初に石を投げなさい」と述べた、という話です。
多かれ少なかれ誰もが、間違いを犯しています。気がつかないだけ。私も、かなり長いこと、「未曾有」を「みぞうゆう」と読んでいました。職業が職業ですから、自分でなくて良かった、と胸をなで下ろしています。お互い、教え合いましょうよ。そうしないと、一生、恥をかき続けます。
自分で気がついた間違いの告白。よく年末の挨拶で、「それではよいお年を云々」と言いますね。私は知人から来たメールに「よいお年をお迎えください」とあるのを読んで、あっとのけぞりました。なぜなら私は、ずっと「よいお年をお送りください」と書き続けたきたからです。考えてみれば、よい年を送ってしまったら、あわれな新年が来てしまいます(汗)。どなたも言ってくださらないと、こういうことが起こるわけです。
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