野口方式に挑戦2009年01月07日 23時42分57秒

野口悠紀雄さんの「超」シリーズ、流行ということもあり、ついつい手にとってしまいます。今回は、『超英語法』(講談社文庫)。今年はアメリカの演奏家たちをお招きしている手前、交流できなくては話にならないので、英語という積年の苦手を克服するべく、読んでみました。

すると、私が自分なりに形成していた外国語勉強法とは、逆のことが書いてあります。すなわち、徹底してヒアリングを訓練せよ、聞けるようになればしゃべれるようになる、と。私はすべて暗記するという主義で、暗記によりいい文章をたくさん覚え、話す能力を向上させれば、それが聞く力の向上につながる、と考えていました。こういう方法、野口さんはまったくお認めにならないでしょうね。

そこで野口方式を試してみることにし、オリンパスのICレコーダーを買ってきました。ネットから音源を録音し、移動中に聞いて勉強しよう、というのです。まだ始めたばかりですが、わかったことがあります。それは、東京の環境はじつにうるさいなあ、ということ。駅に近づいたり、商店街に入ったりするときの雑音の高まりは、急角度です。眼で見ていると自然に感じますが、耳だけで聞くとすごいです。当然、ヒアリングの絶望度も増してゆきます(笑)。