東奔西走 ― 2009年11月03日 23時37分37秒
昨日は、《マタイ受難曲》に関するレクチャーで小倉へ。新幹線で4時間、そう遠いとは思いませんでした。主催が合唱団ですので、合唱団向きのプレゼンテーションを新たに作成。反応がすこぶる活発だったのは、「マタイを50回ぐらい歌った人が複数」という、団体のキャリアもあるようです。「生きる」という言葉は60曲目のアルト・アリアにのみあらわれる、と述べたところ、同じことをずっと昔、濱田徳昭先生が言っておられたとのこと。発想が近かったんだなあと、あらためて認識しました。
帰路、オーチャードホールに寄り、大野和士指揮のリヨン国立歌劇場管による、マスネの《ウェルテル》を鑑賞。管弦楽がこぞって魂のこもった響を奏でる圧倒的な公演で、私は大感激です。マスネのすばらしさを、私は本当に、はじめて経験しました。新聞批評が当たっていますので、明日、腕によりをかけて書きたいと思います。
しかし、疲れました。へとへとです。東奔西走というほどではないが、いま、四字熟語に凝っていますので・・・。
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