6月のイベント2010年06月11日 23時57分10秒

もう6月中旬。更新もいろいろ中途半端になっていますが、イベントのお知らせをまだしていません。今更ですが、簡単に。

今週の週末、土曜日は、藝術学関連学会連合のシンポジウムに出席します。詳細はこちらをどうぞ。http://wwwsoc.nii.ac.jp/geiren/

日曜日(13日)は、すざかバッハの会の例会です。今月は、クラシック音楽講座の第3回。「響いてくる風土-標題音楽に親しむ-」というテーマで行います。同じ企画の改訂版を、20日(日)の「楽しいクラシックの会」でもご紹介します。26日(土)の朝日カルチャー横浜校は、「成熟する世俗音楽」と題して、バッハのライプツィヒ時代におけるコンチェルト、ソナタ、カンタータをご紹介します。

たのもーさんのコメントについて、私感を少々。指揮者がいたらなあ、というご感想はよくわかることで、われわれの演奏の至らなさの的確なご指摘なのですが、指揮者のいないコンサートの経験も、もっともっと必要だと思っています。指揮者がいると「みんなが指揮者に合わせて演奏する」という形になりやすく、横の連携が希薄になることがしばしばあるからです。声楽の指導をすることが多い昨今ですが、オーケストラを聴く、ピアノを聴く、という価値観を重んじています。歌のパートのみを一生懸命歌い、あとはピアノがついてきてくれ、というスタンスの人、どうしても多いのです。

たのもーさん、安田祥子さんの声を絶賛しておられますが、私もまったく同感。のびのびとまっすぐに飛んでくる若々しい声で、最初のリハーサルのとき、鳥肌が立ちました。高橋織子さんの気品ある円熟した声とは、また別のよさです。昔はテノールやバリトンの声ばかり好きでしたが、最近は女性の美声にも、本当に惹かれるようになりました。