「バロックの森」7月2010年06月24日 23時42分54秒

今日、「バロックの森」7月の19日から21日までの放送分を録音しました。ご案内しておきます。

19日(月)は、パーセルの聖セシリアのための頌歌です。4つある頌歌のうち1692年の最後、最大の作品を、マクリーシュの指揮で取り上げました。まさに、円熟期の代表作ですね。パーセルは、どんどん取り上げていきたいと思っています。

20日は、J.C.F.フィッシャーの管弦楽組曲、チェンバロ組曲、オルガン用のプレリュードとフーガ(←バッハ《平均律》の先駆作品)を特集しました。これ、案外面白いですよ。私にとっても発見でした。ドイツ最古の管弦楽組曲集である《春の日記》など、とても魅力的です。

21日はバッハ特集で、カンタータの第88番(初演日が放送日と同じ)、第93番の2曲と、それにちなむオルガン曲を集めました。いま、ガーディナーがバッハ・イヤーに行った全曲演奏(カンタータ巡礼)の--一度は市場化を断念したといわれた--録音が、市場に出回っています。これを、積極的に取り上げていくことにしました。88、93の入った
1枚は、なんと、ミュールハウゼンの聖ブラージウス教会におけるライヴなのですね。ミュールハウゼン時代のカンタータ、第131番も収録されています。

帰路、次回用の素材をたくさん集めました。渋谷のタワー・レコード、とても充実していますので、クラシック・ファンにはお勧めです。