無限ループ2010年06月27日 09時28分59秒

週後半のプログラムを決めました。7月22日(木)はヴァイスのリュート組曲、リュート協奏曲と小品。23日(金)はバッハのカンタータ第88番、第93番とオルガン曲少々。24日(土)はハマーシュミットのモテットと組曲です。ハマーシュミットはとてもいいので、ぜひお聴きください。

いろいろなバロック音楽を聴いていて思うのは、シャコンヌ/パッサカリアが多いなあ、ということです。オルガン用の独立曲もありますが、種々の組曲やオペラのフィナーレになるので、とても目立つし、充実感があります。オペラのレチタティーヴォが、最後シャコンヌに高まるところも印象的ですね。モンテヴェルディなどです。

シャコンヌは、それとわかって聴いた方が絶対面白いです。低音(典型的にはラソファミの音型)がループしていますから、それに耳を合わせ、流れに乗って聴くと楽しい。この循環する時間は、神の永遠と触れあっているようにも思えてきます。音楽は来世の幸福をこの世で味わうことだと当時言いましたが、シャコンヌ/パッサカリアは、その象徴ではないでしょうか。