やっぱりブーレーズ ― 2010年11月23日 11時56分48秒
毎日、がんばっています。
土曜日は、「楽しいクラシックの会」。現役指揮者の映像を見て、品定めをしました。断然すごいと思ったのは、ブーレーズ。シカゴ交響楽団を指揮した《火の鳥》ですが、人間業とは思えません。超正確、精密なのに、音楽が生きていて、しなやかなのです。いったいどのぐらい練習すればああなるのか不思議ですが、ブーレーズが指揮するだけで、かなりそうなってしまうとも思われます。指揮者の能力への、尊敬と信頼、ということなのでしょうか。それとは正反対ですが、アバドの《新世界》も情感豊かで、皆さん感動されていたようです。
今月のCD選でブーレーズのシマノフスキ《ヴァイオリン協奏曲》と《交響曲第3番》を第1位にしたところ、3人の評者が全員一致しました。ウィーン・フィルのライブですが、度肝を抜かれるすごさです。私は先月もブーレーズのマーラーを第1位にしたので、2ヶ月続きました。第2位には、ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルのシューマンの交響曲を入れました。「鳴らない」ことでは定評のあるシューマンの交響曲がこれほど新鮮に響くのは、たいしたものだと思います。
先月スクロヴァチェフスキー~読響のブルックナー《第8》を推薦したのですが、今月は別テイクが、《第9》との組み合わせでDVD化されました。「端然とした楷書の芸術に、求道の精神を聴く」と書いて推薦しましたが、やっぱり80代の指揮者、すごいです。
日曜日は、山崎法子さんのリサイタル。ヴォルフの自在な表現はこの方ならではで、後半、大きく盛り上がりました。火曜日は、皆川先生のホストによるサントリーのオルガン・コンサート。椎名雄一郎さんの演奏がすばらしかったですが、私自身は60点というところで、もうひとつ、流れに乗りきれませんでした。
土曜日は、「楽しいクラシックの会」。現役指揮者の映像を見て、品定めをしました。断然すごいと思ったのは、ブーレーズ。シカゴ交響楽団を指揮した《火の鳥》ですが、人間業とは思えません。超正確、精密なのに、音楽が生きていて、しなやかなのです。いったいどのぐらい練習すればああなるのか不思議ですが、ブーレーズが指揮するだけで、かなりそうなってしまうとも思われます。指揮者の能力への、尊敬と信頼、ということなのでしょうか。それとは正反対ですが、アバドの《新世界》も情感豊かで、皆さん感動されていたようです。
今月のCD選でブーレーズのシマノフスキ《ヴァイオリン協奏曲》と《交響曲第3番》を第1位にしたところ、3人の評者が全員一致しました。ウィーン・フィルのライブですが、度肝を抜かれるすごさです。私は先月もブーレーズのマーラーを第1位にしたので、2ヶ月続きました。第2位には、ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルのシューマンの交響曲を入れました。「鳴らない」ことでは定評のあるシューマンの交響曲がこれほど新鮮に響くのは、たいしたものだと思います。
先月スクロヴァチェフスキー~読響のブルックナー《第8》を推薦したのですが、今月は別テイクが、《第9》との組み合わせでDVD化されました。「端然とした楷書の芸術に、求道の精神を聴く」と書いて推薦しましたが、やっぱり80代の指揮者、すごいです。
日曜日は、山崎法子さんのリサイタル。ヴォルフの自在な表現はこの方ならではで、後半、大きく盛り上がりました。火曜日は、皆川先生のホストによるサントリーのオルガン・コンサート。椎名雄一郎さんの演奏がすばらしかったですが、私自身は60点というところで、もうひとつ、流れに乗りきれませんでした。
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