今月のイベント・大阪編+α2012年05月04日 23時50分37秒

皆様、連休いかがお過ごしですか--これは連休の実感のない者からの社交辞令です。野球、なかなかうまくいきませんね(笑)。

いずみホール関連のご案内です。5月23日(水)から25日(金)まで大阪に滞在し、いずみホールの2つのコンサートを仕切ります。23日(水)は、渡邊順生さんの極めつけ《ゴルトベルク変奏曲》。平日ですが午後2時から設定してみました。いらっしゃれないという方も多いと思うのですが、反面、それなら行きやすい、という方もたくさんおられるのではないか、という考えからです。いろいろな《ゴルトベルク》が氾濫していますが、作品を知悉した正統的な解釈なら、やっぱり渡邊さん。私もみっちりレクチャーします。

25日は、「モーツァルトのオペラは管楽器で!」と題するコンサートで、これは定例の7時からです。毎年夏に管楽合奏編曲でモーツァルトのオペラ・ハイライトを国立音大企画として巡演していましたが、なかなか面白いと思うので、定年になったのをきっかけに、いずみホールでも紹介させていただくことにしました。

澤畑恵美、高橋薫子、経種廉彦、久保田真澄という第一級の顔ぶれで上演できることが自慢です。前半は《フィガロの結婚》から。久元祐子さんのピアノに管楽器を少しずつ加える形で、モーツァルトの管楽器用法の巧みさを実感していただきます。後半は管楽器オンリーで、《コジ・ファン・トゥッテ》の抜粋です。楽しめると思いますので、ぜひお出かけください。

前回のご案内、大事なことを忘れていました。27日(日)の15:00から千駄ヶ谷のビブリオテックで、「21世紀にバッハの学ぶということ」と題するトークショーを開催します。『教養としてのバッハ』の刊行を記念して、アルテスパブリッシングが企画するものです。本の編集にたずさわった久保田慶一さん、佐藤真一さん(歴史家)と三人で、バッハを語り合います。「トークショー」という言葉はよく聞きますが私は初めてで、なんとなく緊張します。電話かメールで予約するようです(アルテスパブリッシングのホームページをご覧ください)。