今月のCD選 ― 2012年05月29日 23時34分34秒
今月は、図らずもラテン系オンリーになりました。
安川加寿子先生のドビュッシー、これが断然の1位です。ドビュッシー生誕150年を記念してまとめられた、1966~71年録音の4枚組(ビクター)。息を呑むような演奏ばかりで、当時聴く機会を得なかった私は、こんなに偉い先生だったのかと本当に驚きました。音楽・技術の諸要素と世界の多彩なイメージが、ドビュッシーの意図そのままに、完璧に融合しているのです。これから、聴き継がれていってほしいものです。
2位は、ルネ・フレミングの歌うラヴェル、メシアン、デュティユーの管弦楽伴奏付き歌曲集(デッカ)。あのとろけるようにやわらかい声で歌われる《シェエラザード》のエキゾティシズムには、魅力が一杯。メシアンもいいですよ。
3位には、グラナドスのピアノ組曲《ゴイェスカス》を、松村未央さんが演奏したもの(ALM)を選びました。曲は、画家ゴヤの恋を描く、ロマンと民族色にあふれるもの。その意外に大きな世界を、スペイン在住の松村さんが骨太にとらえています。
安川加寿子先生のドビュッシー、これが断然の1位です。ドビュッシー生誕150年を記念してまとめられた、1966~71年録音の4枚組(ビクター)。息を呑むような演奏ばかりで、当時聴く機会を得なかった私は、こんなに偉い先生だったのかと本当に驚きました。音楽・技術の諸要素と世界の多彩なイメージが、ドビュッシーの意図そのままに、完璧に融合しているのです。これから、聴き継がれていってほしいものです。
2位は、ルネ・フレミングの歌うラヴェル、メシアン、デュティユーの管弦楽伴奏付き歌曲集(デッカ)。あのとろけるようにやわらかい声で歌われる《シェエラザード》のエキゾティシズムには、魅力が一杯。メシアンもいいですよ。
3位には、グラナドスのピアノ組曲《ゴイェスカス》を、松村未央さんが演奏したもの(ALM)を選びました。曲は、画家ゴヤの恋を描く、ロマンと民族色にあふれるもの。その意外に大きな世界を、スペイン在住の松村さんが骨太にとらえています。
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