今月のCD ― 2013年10月29日 23時45分49秒
今月は、ドビュッシーの交響詩《海》と、最近楽譜が発見されたという管弦楽組曲第1番のカップリングを選んでみました。フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮、レ・シエクルの演奏です(ACTES SUD 3,000円)。
これ、ドビュッシーの《海》を1905年初演時の響きで蘇らせたものだそうです。なんともチャレンジング。当時の楽器を使用し、パリ音楽院の伝える奏法を遵守した響きは一見渋いですが、「個性あるパーツが繊細な綾をなして作り上げる有機的な音像からは、えもいわれぬ色彩が発見されて」(新聞)面白いです。管弦楽組曲もいいですね。温かく美しい音楽です。
選び仲間の西原稔さんは、アシュケナージを中心としたラフマニノフの《悲しみの三重奏曲》を挙げておられました。たしかに演奏はとてもいいので、憂愁の調べであれば時間を忘れて聴いていたい、という方にはお薦めです。メリハリを求める方には、ちょっと違うかも。
トリフォノフ、ラシュコフスキー、ブレハッチという人たちの新譜を聴き、いま若い男性ピアニストが台頭しつつあるという印象をもちました。とくにブレハッチの弾くショパン《ポロネーズ集》(グラモフォン)は、知情意のバランスの取れた、好ましい演奏だと思います。
これ、ドビュッシーの《海》を1905年初演時の響きで蘇らせたものだそうです。なんともチャレンジング。当時の楽器を使用し、パリ音楽院の伝える奏法を遵守した響きは一見渋いですが、「個性あるパーツが繊細な綾をなして作り上げる有機的な音像からは、えもいわれぬ色彩が発見されて」(新聞)面白いです。管弦楽組曲もいいですね。温かく美しい音楽です。
選び仲間の西原稔さんは、アシュケナージを中心としたラフマニノフの《悲しみの三重奏曲》を挙げておられました。たしかに演奏はとてもいいので、憂愁の調べであれば時間を忘れて聴いていたい、という方にはお薦めです。メリハリを求める方には、ちょっと違うかも。
トリフォノフ、ラシュコフスキー、ブレハッチという人たちの新譜を聴き、いま若い男性ピアニストが台頭しつつあるという印象をもちました。とくにブレハッチの弾くショパン《ポロネーズ集》(グラモフォン)は、知情意のバランスの取れた、好ましい演奏だと思います。
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