次週の「古楽の楽しみ」2014年05月31日 11時22分42秒

連載中ですが放送が迫ってきてしまいました。そこで、来週のご案内を割り込ませます。

バッハのリレー演奏を楽しんでくださる方が多いので、来週は、《フランス組曲》に挑戦しました。アシスタントはピアノをやられた方々で興味津々のご様子でしたが、いつもクールに務めてくださる技術の方が「じつに面白いですねえ」とおっしゃったのには嬉しくなりました。以下に概要を記しておきます。

6/2(月) 
第1番ニ短調 全曲:ギエルミ2011(チェンバロ)、グールド1972(ピアノ)
第2番ハ短調 全曲:バッケッティ2011(ピアノ)、サラバンド~メヌエット:レオンハルト1975(チェンバロ)

6/3(火)
第3番ロ短調 全曲:コルネリア・ヘルマン2012(ピアノ)、アングレーズ+メヌエット:曽根麻矢子2004(チェンバロ)
第4番変ホ長調 全曲:鈴木雅明1999(チェンバロ) 異稿BWV815aから:リヒテル1991(ピアノ)

6/4(水)
第5番ト長調 全曲:コープマン1993(チェンバロ) リレー演奏(ピアノ):シフ1991→井上直幸2000→アンデルジェフスキ1998
組曲イ短調BWV818a ボーモン1998(チェンバロ)
第6番ホ長調からプレリュード、アルマンド:西山まりえ2004(チェンバロ)

6/5(木)
第6番ホ長調 全曲:ファジル・サイ1998(ピアノ) リレー演奏(ピアノ):ホルショフスキー1991→へブラー1979→ラローチャ1971
組曲変ホ長調BWV819a ピヒト=アクセンフェルト1991(チェンバロ)
第5番ト長調からガヴォット、ブーレー: バックハウス1956(ピアノ)

新旧をとりまぜて紹介していますが、ごく新しい演奏からですと、チェンバロではギエルミがすばらしく、ピアノでは新感覚のバッケッティ、正統的なヘルマンが楽しめると思います。

コメント

_ taisei ― 2014年05月31日 20時29分57秒

今日は西宮芸文ホールでの同オケの特別演奏会。下野竜也シューマン&ブラームスプロジェクト第3回ブラームスVn協奏曲(独奏:郷古 廉)シューマン2番。前回はイマイチな感じでしたが、今日はオケが良く鳴ってました。やっぱり曲のせいかしら。こっちの気持ちの持ちようもあるのかなぁ。
 でその時に入ってたパンフレットにクイケンの無伴奏ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ リサイタルがあってチケットを買おうとしたらやはり売り切れでした。次に、「バッケッティのゴルトベルク変奏曲・他」のコンサートのお知らせ!確か教授、毎日新聞の新譜評でバッケッティを誉めておられた記事がありましたよね。あの個性的な裸足のポスターの彼ですよね。教授なら行きはります?(ちなみにいずみホールのファジル・サイはチケット今日ゲットしたんですがね)

_ ルビー ― 2014年06月01日 23時05分44秒

アンドレア・バッケッティ・・・最近チラシをはじめて見て、何となくゲットした7月のチケット。。。I先生お薦めの大当たりと判って嬉し~い!

今度のシリーズもほんとに、色々と思わぬ名演奏が聴けそうで期待です♪
バロック舞曲が魅力のフランス組曲はコンサートでも人気だし *´∇`*

今日はローマ歌劇場の千秋楽で、『ナブッコ』を観てきました。ムーティー率いる推進力に満ちた、何というかパフォーマンスの全体像?に巻き込まれました!エスカレートするカーテンコールのラストでは、オケのメンバーのみならず裏方スタッフたちも皆ステージに現れて、温かい雰囲気になりました *´д`*

余分なおまけのルビー

_ taisei ― 2014年06月02日 15時38分33秒

ルビーさんが行かれるのなら、私も行こうっと!
でも、まだチケット残ってるかなぁ?

_ N市のN ― 2014年06月02日 21時40分56秒

おぉ、パゲッティ名古屋でもコンサートあります。
こちらを拝見していなければスルーでした!ありがとうございます。

_ taisei ― 2014年06月03日 00時18分24秒

おかげ様で、アンドレア・バッケッティのチケットまだあり、ゲット出来ました。小ホールですので近くで見れ、聴けるので楽しみです。ルビーさんありがとございました!

 今日はシンフォニーホールでの「ラ・プティットバンド」の演奏会。古楽器の演奏を堪能しました。特にガット弦での弦楽器の演奏の響きはこういうものだったのかと分かった気がしました。丁度現在の金属の弦とガット弦の違いは例えて言うとピアノとチェンバロの違いの様なものか。音量も小さいし、音量の幅も小さい決して華やかではないが、その繊細さ、まろやかさ。これは新鮮でした。

 これは他の木管楽器も一緒で音量などの点ではシンフォニーホールではちょっと大きすぎていずみホールくらいが良かったのでは、と思ったし、昔の貴族の館や小さい教会などが丁度良いのだろうなと思いました。
 今日の編成は最大でも弦がVn4人Va2人チェロ系が2人ファゴット1人オーボエ2人トランペット3人ティンパニでしたあとフルートソロが1人。弦の音が小さくて・・。
(オーケストラで標準の2管編成でも弦楽器が多いのはこのガット弦の音の小さい時の名残だったのかと一人合点したけど本当はどうなのかは知りません。)

 それと、管楽器などはまだ完成されていないので演奏自体とても難しいのだろうなと。「人間の声のように演奏出来るのが名手とされた」と何かで読んで現在の感覚からは違和感があったのですが、なるほどそうだったのだろうと理解できたような気がしました。トランペットは片手で捧げ持って片手は腰に当てて演奏してましたよ。

 演奏は到って生き生きした素晴らしいものでした。単に古楽器と言うだけではなくて極めて説得力のあるものでしたし。終わってから、有難うの意味を込めて「ブラヴォー」と声を挙げてしまいました(笑)

_ ルビー ― 2014年06月03日 23時55分21秒

ラ・プティット・バンドのバッハ管組全曲‥この週末に聴きに行くので、注目ポイントなど参考になりありがたいです。何せ価値も分からず、情報を分析する頭もゆとりもなく(笑)、いつも直感で決めるので*´д`*
ってことで、クイケンの無伴奏チェロ組曲シリーズも、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラの楽器に惹かれて早々にゲットしておいてよかったみたい(羨ましがらせてゴメンネ)!

あ、フランス組曲リレー‥チェンバロとピアノで続けて聴くと、同じ曲が違う世界に感じられて面白~い*´∇`*

コンサート好きルビー

_ 青春22きっぷ ― 2014年06月04日 15時29分27秒

バッケッティで盛り上がっていますねぇー。
あぁ、東京・武蔵野市でのオールバッハプログラムのチケットゲットしていました。フランス組曲は第5番、ゴールドベルクも入っていますね。

7月の《楽しいクラシックの会》の例会当日の夕方からの公演。この日の音楽三昧は、終盤に差し掛かった先生のワーグナー・レクチャー&盛り沢山のバッハ・ピアノ。ツキの日です。
昼間のビール、飲み過ぎないようにしないと(笑)。

_ (未記入) ― 2014年06月09日 22時29分33秒

 ルビーさん!ラ・プティット・バンドはどうでした?少しは参考になりましたか(笑)。よーく思いだしたら楽器編成ヴィオラは1人だったし、ファゴットとかオーボエもきっと楽器名は違うんだろうなと思います。大体ガット弦かどうかもわからないし・・・恥ずかしくなってきました。。(教授の失笑が聞こえてきます(笑))
 演奏も「楽器が完成されていないので難しい」のではなくて「不自由な楽器を見事に演奏していた」と評すべきでした。ま、素人の無責任評と言うことで参考になんかせず読み流して自分の感性でお楽しみくださいませ。(えっそもそも参考になんかしてないって(笑)?)

 バッケッティのバッハのCDって○○誌で特選になってましたね。ますます楽しみですが、予約はしたもののチケットを取りに行けないまま一週間が経ってしまった。キャンセルになってたらどうしよう?!

_ I招聘教授 ― 2014年06月09日 23時13分55秒

ハンドルネームの記入をお願いしております。

_ taisei ― 2014年06月10日 17時57分53秒

すみません!(未記入)者は「taisei」でした!申し訳ありません・・・。

_ taisei ― 2014年06月12日 20時27分25秒

ハンドルネームが無いから削除すべきところなのに内容から見てきっと私と分かって残して下さった教授のやさしさに感謝です。
 
実は(休んでるんで大きな声では言えませんが)腰痛対策を万全にして、月曜日にはいずみホールの「天満敦子Vnランチタイムコンサートに行って、天満節に酔いました。
 昨日は、大阪フェニックスホールでの「パトリツィア・コパチンスカヤのリサイタルに行ってきちゃいました。ピアノ:コンスタンチン・リフリッツ。小ホールですぐ前で聴きました。突き抜けた超絶的演奏!全身全霊掛けて演奏する姿は(しかも裸足)音楽の神様が乗り移ってる様でした。アンコールにクロイツェルの終楽章ですよ!終わってから小ホールが私も含めて「ブラボー!」とスタンディングオベーションの嵐でした!CDにサイン貰って最後に写真まで撮ってもらいました。

_ ルビー ― 2014年06月15日 23時37分34秒

ラ・プティット・バンドの演奏会・・・お蔭さまで古楽の音色はもちろん、視覚的にも堪能してきました。ちょうど快い小ぶりのホールで、明るく華やかに鳴り響きました♪

管組全曲にブランデンブルク協5番もプラスされたのは嬉しいプログラムで、チェンバリストの知的な風情と雅やかな演奏にもすっかり魅了されました*´д`*この曲ではクイケンさん、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾いていました!
際立って目を惹かれたのがティンパニの若者。。出番でない時も常に楽器に耳を当てて、愛でるように波長を合わせているような・・・そして一音一音に命を懸けて鳴らしている様子なのです。集中して聴いていると、全体のバランスに溶け込むように強弱など表情豊かで、あんなにティンパニの音楽に注目したのは初めてでした。フルートも柔らかい音色が耳に優しく、芸達者な名手でした。それなのに、オーボエとせっかく華やかな魅力のトランペットの音がよくひっくり返るの・・・よほど難しいのかなぁ~???

古楽の楽しみフランス組曲リレーの最終日・・・
トップに登場したファジル・サイの、目も醒めるような燦然たる光彩には驚きました!リサイタルもコパチンスカヤとの弾けるデュオも聴きに行ったことがあるのに。。。こんなことなら、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調の時も行けばよかったニャ~☆

一週間遅れのルビー

_ I招聘教授 ― 2014年06月16日 07時31分59秒

ルビーさん、ラ・プティト・バンドへの理解あるご感想、ありがとうございます。

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