総理はいい人? ― 2009年12月28日 11時21分31秒
学生さんの中には、何もそこまで、と思うぐらい、「いい人」がいます。すばらしい。じゃあ誰がいい人なのか、という話になると必ず問題になるのが、「いい人」の定義です。いま世間で、良かれ悪しかれいい人だ、と言われているのは、鳩山首相ですよね。ああいう人をいい人と言っていいのか、と、考え込んでしまいます。
とりわけひっかかるのは、以前他の政治家には、秘書と政治家は同罪、自分なら議員のバッジを外す、と言っていたにもかかわらず、自分に同じことが起こると責任を取らない、という点です。
意見が変わるのは、かまわないと思います。昔はこう思っていたが、今はそうは思わない、というのは、悪くない。人間は学習し、成長していくものだからで、むしろ、そうならない人の方が問題です。
しかし、それで人を攻撃した場合には、話が違うと思うのですね。他人は攻撃するが、同じ矛先が自分に向かってきたら逃げる、というのは卑怯者のすることで、それをするなら、よほど真摯な謝罪がなくてはならない。野党だから、与党だからということでは、絶対にないと思います。
要するにそれは、自分に甘く他人に厳しいという、このブログでもすでに述べた、最悪の形になると思うのです。そういう人を、いい人と言いたくありません。ほとほといやになりました。
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