減った店、増えた店 ― 2009年12月08日 11時14分35秒
最近こういう店が少なくなったなあ、最近こういう店がやけに多いなあ--一定の年齢に達している方は、こんな感想をそれぞれお持ちだと思います。「少なくなった店」で私がすぐ気がつくのは、古本屋です。
私自身、古本屋めぐりをまったくしなくなってしまったので、営業が困難を増しているであろうことは、想像がつきます。その結果として、学術本のリサイクルが困難になりました。これは、学者・研究者にとって、なかなか困ったことです。
図書館長をしていた時代によく、亡くなった方の立派な蔵書を寄贈したいのだが、というご希望に接しました。しかし図書館にはもはやスペースがなく、むしろ、不要な本を処分している状況。寄贈を受けられるのはごく一部の貴重書のみで、それでは寄贈する側も困ってしまう、ということをよく経験しました。死ぬまで本を買い続けることは従来学者の美徳と見なされてきたのですが、そう言って買い集めてもいられない時代になったようです。
一方、増えている店の代表格は、マッサージです。こわばった体でよちよち活動している私としては、マッサージ店の増加と多様化は、大歓迎。最近好んでいるのは、タイ式古式マッサージです。やや割高ですし、基本が120分ですから若い人にはハードルが高いかもしれませんが、高級感があって客扱いがよく、ストレッチが積極的に取り入れられているため、効果があります。
最近はマッサージ店もモダンになり、美容を前面に押し出している店も多くなりました。でもあまりしゃれた外観で、「男性もどうぞ」などと書いてあるとかえって、オレが入っていいものか、と考え込んでしまいます。不思議にそういう店は、キラキラの盛り場に集中していたりするのです。
「カンタータの名曲を聴く」を終えて ― 2009年12月08日 23時58分56秒
「カンタータの名曲を聴く」のコンサートが終わり、打ち上げを経て帰宅。いま、ハイテンションが少しずつ解消しつつあります。
おかげさまで9割を超える入場者がありました。私としては、演奏者、お客様から裏方まで、ご尽力いただいた方々への、感謝あるのみです。印象として強くあるのは、バッハの音楽のすばらしさと、若い人たちの情熱がもつ力の大きさ。いろいろな流れが合流して勢いを増し、今日の成果につながりました。皆さんの感想をいただきながら、書き足してゆきたいと思います。
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