12月のイベント2010年12月05日 23時49分22秒

表記のご案内です。

NHKFM「バロックの森」の出演は、明日から。今月はドイツ・バロックのクリスマス特集ということで、バッハの《クリスマス・オラトリオ》を毎日1部ずつ聴き、さまざまな作曲家のクリスマス音楽を組み合わせる、というプログラムを作りました。演奏は、アーノンクールです。シェーンベルク合唱団のすばらしい、円熟した演奏です。

最初のイベントは、14日(火)。バッハ演奏研究プロジェクト声楽部門のコンサートです。18:30から、国立音大小ホール。今年は、指揮者大塚直哉さんの集めた若手器楽アンサンブルが少しずつ成長し、自前でコンサートが組めるようになりました。要所にはベテランが入り、中でもガンバは、神戸愉樹美、平尾雅子の二枚看板を並べています。

作品は名作揃い。「カンタータとは何かを知りたければこれを聴いてください」と私の推奨する第179番《心せよ、お前の敬神が偽善とならぬように》と、感動あふれる最高傑作の第198番(選帝侯妃追悼カンタータ)、それにモテット《主に向かって新しい歌をうたえ》です。小泉惠子、阿部雅子、加納悦子、藤井雄介、小堀勇介、小川哲生、千葉祐也といった方々が、コンチェルティストを務めます。相当いいと思いますので、ぜひお出かけください(入場無料)。

18日(土)10:00からの「たのくら」(立川市錦町地域学習館)は、「東欧オペラの魅力」という話をします。バルトークの《青ひげ公の城》を、メインに取り上げます。

25日(土)13:00からの朝日カルチャーセンター横浜校のバッハ講座は、『魂のエヴァンゲリスト』の「若き日に死を見つめて」の章第1回です。カンタータ第106番を中心にした話になると思います。

26日(日)は、すでにご案内した、すざかバッハの会(14:00、須坂メセナホール)。モンテヴェルディの《ポッペアの戴冠》を、渡邊順生さん、平尾雅子さんらの器楽と、私の「手兵」たちのスタッフで上演します。今日ようやく、「演出ノート」を配布したところ。目下横浜の渡邊邸で、練習が進められています。温泉もあるいいところですから、観光を兼ねて、ぜひいらしてください。