おめでとう2010年12月11日 10時29分22秒

昨日本選が行われた第21回友愛ドイツ歌曲コンクールで、私の論文弟子である小島芙美子さんが優勝、川辺茜さんが2位・聴衆賞・シュトラウス賞というニュースが入りました。おめでとうございます。

26日の《ポッペアの戴冠》にも、小島さんはドゥルジッラ、川辺さんは幸運の神+小姓で出演します。おかげさまで、公演にも箔が付きました。長野の方々、ご期待ください。

話は変わりますが、昨日研究室で「ニヒル」という概念が話題になり、「ニヒルな人」って誰だろう、とみんなで考えました。多々候補が挙がり、名簿なども繰ってみましたが、今は亡き佐藤慶のような人って、案外いないんですよね。寡黙、孤高、陰影・・・といった諸条件も検討し、かなり価値観が高いという結論になりました。皆さんの周囲にはおられますか。容易に見あたらないのは、「武士は食わねど高楊枝」「父親の威厳」といった価値観がなくなって、みんなパンダやコアラのようなお父さんになってしまったからでしょうか。

【付記】澄音愛好者さん、候補としてどうでしょう。