今月のCD/DVD2011年01月27日 23時19分54秒

今月はCDの点数がとても少なかったので、輸入DVDに頼る形になりました。

入手したうちで面白かったのは、2009年のザルツブルク音楽祭オープニング・コンサートの録画です。演奏は、アーノンクールとウィーン・フィル。ウェーベルン編のシューベルトの舞曲、ヨーゼフ・シュトラウス(!)のワルツとポルカ、シューベルトの《グレート》という、一癖も二癖もある、オール・ウィーン・プログラムです。聴いてみると、観光的なイメージを拒否して芸術家の実存を掘り下げる、気迫にみちた演奏がさすが。中でも、ヨーゼフ《うわごとワルツ》の激しさに驚かされました。

逆に癒されたのは、澤畑恵美さん(ソプラノ)が谷池重紬子さんのピアノで歌った、「にほんのうた2」です。中田喜直、團伊玖磨らのよく知られた歌が心温かく透明に歌われていて、一点の曇りもありません。

三位にはベートーヴェンの交響曲全集(パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィル)を入れました。CDで定評を得た名演の映像化で、4枚セットでなんと5千円を切るお買い得なのです。分売もあるそうですが、この値段なら、全曲揃えたいですよね。

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