今学期の授業2011年04月11日 23時35分18秒

今日から、授業開始です。10:40からの2時間目(私の大学では3・4限と言います)にいきなり置かれていたのは、大学院の音楽美学でした。例年、これはいちばんやりにくい授業です。音楽美学に本格的な関心をもっている学生はやはり少数ですので、硬派でいくか、さまざまな応用(美学的視点を交えた作品解釈のような)で関心をつなぐかの選択を迫られます。それはどんな学生が選択するかによりますから、教室に行くのが、とても心配なのです。

去年は硬派を目指したのですが、ちょっと反省が残る結果だったものですから、今年はその分、余分に心配していました。そうしたら、少数ですが優秀な受講者が揃い、彼らの要求によって、カントの『判断力批判』を読むことから始めよう、ということになりました。しっかりやります。

火曜日は、13:00から、モンテヴェルディの作品研究をやります。さまざまな「作品研究」の授業をやってきましたが、最初にして最後のモンテヴェルディ研究です。どう考えても、聴講者は少なそうですけど・・・。

金曜日の10:40からは、毎年前期にやっている「ドイツ歌曲作品研究」の授業です。これは例年通りの進め方をするつもりです。その他はじつにすべて個人指導で、のべ18人を相手にします。