モーツァルトもやらなくては2011年07月16日 23時24分55秒

暑い中を、講演を2つこなしました。

午後は、2年ぶりに、モーツァルティアン・フェラインへ。今回は「《魔笛》の価値観」と題して、わかりやすいように見える《魔笛》の中にあるさまざまな謎や問題について私見を述べる、という構成にしました。「作品研究」の授業で《魔笛》を取り上げたさいに、台本や楽譜を見直して作っておいたノートがあるのですが、それを基礎に、作品論を再構築しようという趣旨でした。こういう作業をすると、気がつくことが、いろいろあるものです。

終了後、会食へ。そこでわかったのは、私の本を愛読してくださっている方、このブログも常連として訪れてくださっている方が、ずいぶんたくさんいらっしゃることでした。ありがたいことですね、励みになります。

私のモーツァルト研究への期待も、ずいぶんいただきました。でも、最近さぼっているんですよね。秋に出版予定の海老澤先生の記念論文集にも、私が提供したのは、モンテヴェルディの論文です。定年になったら、少しは力が割けるでしょうか。こういう気持ちの良い会でいい講演をするためにも、勉強は続けたいと思います。