10月のCD選2011年11月04日 09時18分19秒

ちょっと遅くなりましたが、先月のCDとDVDとです。

クリストファーズ指揮、ザ・シックスティーンによる「ヘンデル・セレブレーション」というDVD(M-Plus)が祝典的高揚感にあふれていてとても良かったので、1位にしました。2009年BBCプロムスのライヴ。解説やインタビューも収録されていて、にぎやかです。《戴冠式アンセム》、オルガン協奏曲などに加えて、《セメレ》のアリアが収録されていますが、これを歌うサンプソンというソプラノ歌手も見事です。

2位には、テンシュテット指揮 ロンドン・フィルのマーラー 交響曲第5番を入れました(輸入DVD、ica)。1988年のライヴで、テンシュテットが病気療養から復帰した時期のものですが、演奏は重厚かつ熱烈、真摯の極みで、大いに聴かせます。

3位は、大谷玲子さんのポーランド・ヴァイオリン作品選集(ライヴ・ノーツ)。ルトスワフスキ、シマノフスキ、ヴィエニャフスキの魅力的なヴァイオリン曲を並べるという個性的な趣向が、しっかりした方向を見据えて作られたCDであることを物語っています。とても大事なことだと思います。

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