涙ありの打ち上げ2012年01月18日 23時16分12秒

午後の公演ですので、打ち上げは6時半から。ほぼ全員が参加し、立川のイタリアンで、にぎやかに行われました。達成感のある打ち上げほど楽しいものはありません。感謝をこめて、ワインを16本差し入れました。

普段あまり声をかける機会のない人たちとも話し、みんなが喜びと感動をもってバッハを勉強してくれていたことを実感。これで終わるのはもったいない、もっと続けたい、と多くの方がおっしゃいましたが、私の最後に合わせて設定されたプロジェクトですので、それは望めません。しかし蒔かれた種を踏み荒らすわけにはいきませんから、これからどんなことができるのか、自分なりに考えてみたいと思います。

涙をだいぶ流してしまいました。飲んだので記憶がはっきりしませんが、ひとつ覚えているのは、私にメッセージが届いている、ということで、司会者がそれを読みあげたときです。富田庸さんのイギリスからの心のこもったメッセージでかなり感動していると、司会者が、もうひとつあります、外国からです、と言って続けるのですね。あれ、誰にも言ってないが、と思ってドイツ語のメッセージに耳を傾けると、途中で分かりました。「心の友へ」と始まるそのメッセージは、ジョシュア・リフキン先生からのものです。もったいない言葉の連続に、相当泣いてしまった次第です。

でも一番嬉しかったのは、手製のアルバムをもらったことです。ドイツ風の表紙があり、開くと最初の数ページに、メンバーからのメッセージがずらりと並んでいる。その先に練習風景の写真があるのですが、ただ貼ってあるのではなく、種々切り抜きでアレンジされていて、手がかかっている。丹精の賜なのです。こんなのいつ作ったんだ、と聞くと、「声楽チームが中心になり、みんなで心を込めて作りました」という返事。私的にはじつにすばらしい活動記録で、毎日、ワインを飲みながら見入っています。みんな、ありがとう。

今日、当日のスナップ写真が回りました。私が泣いているのもばっちり写っています(別に「号泣」ではないですよ)。涙はむしろ、翌日に出てきました。あそこが、ここが頭に取り付くようになってからです。

コメント

_ こぐま ― 2012年01月20日 00時55分24秒

81年目のリベンジが大成功に終わって良かったです!
いまだに頭の中ではロ短調ミサのどこかが鳴り響いています。
3年間お世話になった「音楽研究所」での様々な事が思い出されて・・・私も涙です。
ここで初めて古楽を体験した人達が、更に活動していこうと意欲的なのは嬉しい事です。
未来をも開いて下さったプロジェクトに、心から感謝しています。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック