長い一日、よき一日 ― 2013年04月22日 23時41分07秒
20日(土)。「楽しいクラシックの会」例会に向かう途上で、忘れものに気づきました。前回の例会でLDプレーヤーが故障し、新しい機械と取り替えていただく了解が会場とついていたのですが、まだ入っていない可能性も大いにあると気づき、日本語のついたDVDをスペアに持参しようと思って、忘れてしまったのです。
そうしたら、会場には立派なLDプレーヤーが鎮座ましましているではありませんか。ああ良かった、と思ったら、それは設営係の会員の人が、自宅からかついで来たものであるとのこと。ああ、こういう心遣いが「たのくら」26年を支えているんだなあと、感激してしまいました。
私の話が始まる前に総会の行われるのが、毎年の4月。事業報告や会計報告が行われ、会計監査の方まで登場します。こうした役割をみんなで分担しているのが、長寿のコツなのですね。この1年間皆勤という方が12人もおられたのには、びっくりしました。
4月からの素材は《リング》。まず、《ラインの黄金》です。昔凝った作品ですが、しばらくぶりで向き合ってみると、いろいろなことに気がつきます。来月ワーグナーの和声法に関して研究発表しなくてはいけないので、そのためのステップとしても役に立つ講座でした。
会食される会員の方々と別れ、強い雨の中を、三鷹の「風のホール」へ。「小さな小さな音楽会」という、初心者にやさしいコンサートを聴きました。市橋邦彦さんという方が★★★★★(いつつ星)オーケストラを解説付きで指揮し、プログラムには、ロッシーニとエロールの序曲、ベートーヴェンの第7交響曲が並んでいます。
トーク付きのコンサートの場合、私は職業柄、解説を注視します。すばらしいもの、いい加減なものが、演奏以上に混在しているのが解説。しかし市橋さんの解説は誠実にして謙虚、考え抜かれたもので、お客様に行き届いた知識を与えながら、音楽のために、心地よい雰囲気を作っていかれるスグレモノです。私もとても勉強になり、普段書かないアンケートに、励ましの言葉を綴ってしまいました。啓蒙のために、たいへんよい企画だと思います。
銀座のヤマハと渋谷のタワーレコードで資料集めをしてから、いつもながらの「ラ・ゴローザ」へ。その夜は、学会で私の配下として働いてくださっていた方々とのお別れ会でした。本来は私が皆さんを慰労すべきなのに、逆に慰労されてしまい、ありがたいやら、申し訳ないやら。会長職を卒業できて大いにほっとしているのですが、こういう方々との交流がこれで終わりかと思うと沈んだ気持ちにもなる、宴の後でした。
そうしたら、会場には立派なLDプレーヤーが鎮座ましましているではありませんか。ああ良かった、と思ったら、それは設営係の会員の人が、自宅からかついで来たものであるとのこと。ああ、こういう心遣いが「たのくら」26年を支えているんだなあと、感激してしまいました。
私の話が始まる前に総会の行われるのが、毎年の4月。事業報告や会計報告が行われ、会計監査の方まで登場します。こうした役割をみんなで分担しているのが、長寿のコツなのですね。この1年間皆勤という方が12人もおられたのには、びっくりしました。
4月からの素材は《リング》。まず、《ラインの黄金》です。昔凝った作品ですが、しばらくぶりで向き合ってみると、いろいろなことに気がつきます。来月ワーグナーの和声法に関して研究発表しなくてはいけないので、そのためのステップとしても役に立つ講座でした。
会食される会員の方々と別れ、強い雨の中を、三鷹の「風のホール」へ。「小さな小さな音楽会」という、初心者にやさしいコンサートを聴きました。市橋邦彦さんという方が★★★★★(いつつ星)オーケストラを解説付きで指揮し、プログラムには、ロッシーニとエロールの序曲、ベートーヴェンの第7交響曲が並んでいます。
トーク付きのコンサートの場合、私は職業柄、解説を注視します。すばらしいもの、いい加減なものが、演奏以上に混在しているのが解説。しかし市橋さんの解説は誠実にして謙虚、考え抜かれたもので、お客様に行き届いた知識を与えながら、音楽のために、心地よい雰囲気を作っていかれるスグレモノです。私もとても勉強になり、普段書かないアンケートに、励ましの言葉を綴ってしまいました。啓蒙のために、たいへんよい企画だと思います。
銀座のヤマハと渋谷のタワーレコードで資料集めをしてから、いつもながらの「ラ・ゴローザ」へ。その夜は、学会で私の配下として働いてくださっていた方々とのお別れ会でした。本来は私が皆さんを慰労すべきなのに、逆に慰労されてしまい、ありがたいやら、申し訳ないやら。会長職を卒業できて大いにほっとしているのですが、こういう方々との交流がこれで終わりかと思うと沈んだ気持ちにもなる、宴の後でした。
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