音楽都市、郡山2014年05月15日 23時59分15秒

先週の週末(10日、11日)は、ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞の仕事で、郡山に行きました。いい町ですね。垢抜けていて、飲食も楽しめます。合唱王国福島の中核という認識をもっていましたが、「音楽都市」として、器楽にも力を注いでいることがわかりました。

いつもながら感心するのは、ウィーン・フィルの方々の、音楽に対する誠実さ。フロシャウアー(ヴァイオリン)、カルヴァン(ヴィオラ)、イーベラ-(チェロ)の3人が気の毒なぐらいの忙しい日程で来日されたのですが、土曜日に予定されていた中学生の合奏の指導と小さいコンサート、アマデウス室内管弦楽団のリハーサルを全力投球でこなし、サービス満点。中学生たちの顕著な向上を実感しました。私の役割は、開会の挨拶と、夜の乾杯挨拶。親しくお話しすることができました。

日曜日はゲネプロを免除していただいたので、空き時間に観光。磐越西線で磐梯熱海まで足を伸ばし、自然の中を歩いて、足湯につかりました。好天に恵まれ、新緑がきれいでした。




車窓からは、残雪のある安達太良山がみごと。福島県の山は、ひととおり歩いています。


午後は、アマデウス室内管弦楽団のコンサート。ベートーヴェン《英雄》では、アマチュアの概念を超える力量にびっくりしました。かつて授業に出ていた本多優之君が勉強の行き届いた指揮をしていて、嬉しかったです。オーケストラはその名の通りモーツァルトを主要レパートリーとし、交響曲の全曲演奏を進行中。曲ごとの研究にしっかり取り組むことで、意義も高まることでしょう。

コメント

_ ダヴィデヒデ ― 2014年05月17日 00時28分32秒

写真も文章も心なしか生き生きと清々しい感じが・・・悔しい・・・

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