芸者歌手2014年05月13日 01時15分12秒

いずみホール「日本のうた」シリーズのために、歌謡曲の歴史を勉強しています。今はそのオリジナルが、You tubeでたくさん見られるんですよね。ワインを飲みながら逍遙するうちに夜が更ける、ということがよくあります。

今日もいろいろな画像を見ていたのですが、昔存在して、今はないのが、芸者出身の歌手によって歌われる、日本調の歌謡曲。神楽坂はん子、神楽坂浮子、小唄勝太郎、音丸・・。みなさん伝統芸能の素養をお持ちですから、たいへんお上手です。

でも今夜、すばらしさに震撼してしまったのが、市丸さん。有名な方ですが私より40歳も年長ですから、若い頃はさほど親近感を感じていなかった。しかし今見直すと、じつに際立っておられるのですね。《三味線ブギ》、《天竜下れば》の二大ヒット曲を、You tubeで見ることができます。

《天竜下れば》の映像は、調べてみると84歳。しかしじつに洗練されていて美しく、歌に、華と色香があります。ワインが回っているせいか、観ていて涙が止まりませんでした。

こういう人たちが、皆さん、この世にいらっしゃらないわけです。そのことに感傷が湧くのは、私が年取ったということでしょうか。

【付記】いま市丸さんのWikiを観たら、市丸さん、松本のご出身なのですね。よきかな、松本!

コメント

_ かみや ― 2014年05月13日 23時54分25秒

うわあ、市丸さん、お元気なんですか。素晴らしい。

_ I招聘教授 ― 2014年05月14日 00時24分47秒

You tubeでお元気なのです。

_ うぐいす ― 2014年05月14日 07時02分31秒

すばらしい記事、ありがとうございます。
音楽学やBach研究の大家でいらっしゃる先生のお言葉には、説得力があります。
市井の歌謡曲ファンとしては、一人でも多くの方が、昔の流行歌に目を向けていただければ、と願ってやみません。

_ かみや ― 2014年05月15日 00時11分34秒

あー、ですよねー。でも、あの方は本当に粋な方でした。今は三味線漫談の三遊亭小円歌師匠ですね。正統派の芸を持つお姉さまです。しかし、歌謡曲は歌わない。はん子さん、市丸さはコロムビアレコードで戦前から小唄の発声で歌謡曲を歌っておられましたね。時代の趣向なのでしょうか。

_ I招聘教授 ― 2014年05月16日 00時30分27秒

うぐいすさんの念願、私も共有しているのですが、歌は世につれで、なかなかむずかしいですね。われわれも、若い人たちの歌にはついていかれませんから。

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