がんばれました2015年06月07日 22時58分56秒

5月の、もう下旬だったでしょうか。どう計算しても、外国に行く前に、やらなければならない仕事がさばけないとわかりました。いつもそうだったような気もするが、済んだことは、どうでもよろしい。問題は、いま、どうするかです。

というわけで、この1週間、必死でやりました。がんばった甲斐があり、なんとか光明。区切りをつけて出かけられそうです。

誤解のないように申し上げておきますが、私は旅先でひどい目に遭うために、がんばっているわけではありません。ましてや、皆様に喜んでいただくためにがんばっているわけではない。自分がいい思いをするために、がんばっているわけです。皆さんに喜んでいただこうなどと仏心を起こすとろくなことはありませんので、今回の旅行は自己本位でいきたいと思います。期待をしておられる方、申し訳ありません。

焦りを誘った一番の仕事は、《魔笛》の台詞を作成することでした。今年11月のいずみホール《魔笛》は、台詞のみ、日本語でやることにしたのです。思いのほか膨大なオリジナルの台詞を一通り訳し、そこから集約して、マイ・バージョンを作ることにしました。

一番苦労したのは、日本語に敬語があることです。敬語の使い方が、じつにむずかしいのですね。そもそも自然児パパゲーノは、敬語になじむか。タミーノに対して、次第に敬語を使っていくという器用な対応でいいのか。相手がパミーナならどうか。ザラストロは丁寧にしゃべるべきか、ある程度威張っているべきか・・・などなど。ちょっとしたことで、人間関係のイメージが、大きく変わってきます。

関係ないですけど、ソフトバンク、すごいですね。とくに柳田(笑)。

コメント

_ べんだー ― 2015年06月09日 01時54分55秒

先生、お久しぶりです。
魔笛の台詞の部分を、日本語でやるという企画があるのですね!以前から、レチタティーヴォと違い、魔笛の中で音楽を持たない部分は、その上演される国の言語で語ったほうがより楽しめるのではないかと考えていましたが、先生がそのような企画を行われていると知り驚いています。やはり、しゃべることを前提とすると、受難曲やオペラなどの対訳とはまた違った、翻訳の難しさがあるのではないかと思います。実演に接する機会があれば、大変嬉しいです(いずれ東京公演なども、考えられるのでしょうか...)

_ 三村奈々恵 ― 2015年06月09日 02時22分07秒

はい、ソフトバンク凄いと思います!
ヨーロッパへの旅、どうぞお気をつけて。

_ 三村奈々恵 ― 2015年06月09日 03時07分48秒

すみません、、、ソフトバンクと柳田違いでした。
今のSoftbankのCMの桃太郎合戦と柳田邦男の関係かと
思ってしまいました。

_ I招聘教授 ― 2015年06月09日 07時52分44秒

ベンダーさん、日本語で台詞をやれば、アドリブも使えますしね。いろいろ工夫できればと思っています。三村さん、ありがとう。もう片方にレスポンスしました。

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