ヨーロッパ真摯の旅2015(1)2015年06月11日 15時54分51秒

私のヨーロッパ旅行は実地見聞と図書館訪問を伴っています。貧乏性なので、音楽を聴きに行くだけではもっちたいない、と思ってしまうのです。そこで、お客様がたをお送りしてからの約一週間を、勉強の時期に充てています。

でも、今年は困りました。バッハ祭のいいとこ取りをしてみると帰国がいずみホール出演のまさに当日になっていて、後ろに延ばすことができないと判明したのです。そうなると「先に行く」しか方法がありません。そこで、月曜日の聖心を終えて火曜日に発ち、國學院は補講を励行するように案配して、土曜日の合流前に、3泊の余裕を作りました。

図書館はいま差し迫って調べることがありません。そこで、実地見聞のフルモードに。バッハにとってとても重要だが、まだ訪れていないところはどこだろう、と考えていたら、ありましたね、大事なところが。ポーランドです。なにぶんバッハの領主はポーランド王ですし、世俗カンタータには、ポーランドの地名がどんどん出てくる。やはりこの目で見て、土地勘を養っておきたいところです。

調べてみると、ポーランドはやけに広く、ターゲットが点在しています。そこで訪問地をグダンスク(ダンツィヒ)、ワルシャワ、クラクフの3つに絞り、北から回ることにしました。

小心者としてかなりの期間迷ったのは、ビジネスクラスを奮発するか、エコノミーで自重するかということでした。ご承知のようにその差額はきわめて大きいですから、もし身分相応にエコノミーで行けば、差し引き、大金の収入があったのと同じことになります。老後(すでにですが)の安定、という言葉も脳裏に浮かんでくる。でも結局一度知った蜜の味は拒絶しがたく、乗ろう、でも乗って良かったと思えるだけの元をとろう、と、不肖私、決心したのでした(続く)。

コメント

_ 新潟 ― 2015年06月11日 22時12分59秒

ヨーロッパからのお便り、嬉しく拝見いたしました。
ブログは帰国されるまでお休みかな?とも思いましたので。
次の便りを楽しみにしております。どうぞお元気でお過ごし下さいませ。

_ taisei ― 2015年06月12日 09時05分00秒

ふふふっ。すでに先に一人旅ですね。「実地検分=自由時間}。何かあるとすれば、この先行期間しかありません!
ビジネスかエコノミーかの選択から、何かあやしい予感が(笑)どうぞ期待にたがわぬご活躍を!

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